先日、荻窪の城西病院というところで人間ドックを受けました。環八と青梅街道が交差する四面道交差点の近くだということは分かっていたのですが、荻窪の駅から歩くと意外と距離がありました。クルマで通るとすぐに通過してしまうので歩くと新鮮さがあります。
城西病院
今までは築地の聖路加国際病院で人間ドックを受けていましたので、城西病院は初めてになります。聖路加国際病院はシステマティックに部屋を回っていく感じですが、城西病院は患者が待合室で待っていると各診察室から呼び出されるような感じで診察が続いていきました。6階が人間ドックの受付で、ほとんどの診察室は地下一階にあります。
聖路加国際病院では患者の取り違えが発生しないように、腕に識別テープを巻いたりしていましたが、城西病院では名前の確認だけで意外と古い感じがします。
聖路加国際病院と比べると、城西病院には胸部CTがあったのが良かったです。
最後が胃カメラ検査だったのですが、今までの聖路加国際病院とはかなり違っていました。聖路加国際病院では喉にゼリーのようなドロドロの液体を口に含んで飲み込むのですが、城西病院はスプレーで苦い液体を喉に吹きかけていました。
鎮静剤は点滴
また、聖路加国際病院では鎮静剤を利用すると腕に注射をするのですが、城西病院では点滴を使っていました。注射だとすぐに眠ることができるのですが、点滴だとどのタイミングで眠るのかがよく分かりません。いつ眠くなるのか分からないのも不思議な感覚でした。
マウスピースをくわえるところまでは記憶があるのですが、そこで記憶が途切れました。胃カメラ検査を受けているときの記憶は全くありません。胃カメラ検査が終わったところで起こされました。ここで医師から胃の内部の画像を見ながら診察結果の説明を受けます。その後は車椅子に乗ってベットのある部屋まで運ばれて、そのまま熟睡してしまいました。特に喉に痛みも残っていなかったので、上手に検査してくれたのかと思います。
聖路加国際病院では胃カメラ検査が終わったあとはリクライニングチェアに運ばれてそこで休んだあとに医師の説明を受ける順番ですので、患者にとってみればこちらのほうが良いような気がします。ただ、城西病院のように胃カメラ検査を受けた直後にウトウトしながら聞いた説明もよく覚えているので問題はないのかもしれません。
鎮静剤なしで胃カメラ検査を受けると本当に苦しくて、こんな検査はもう受けたくないと思ってしまうのですが、鎮静剤を使うことでこんなに楽に検査が受けられるのは有り難い限りです。
聖路加国際病院は一通りの診察が終わった後にレストランで食事が提供されますが、こちらにはレストランの設備がないようで、城西病院ではグルメカードが1000円分渡されました。
【2018/07/01追記】
受診結果
先日、人間ドックの受診結果が配達されてきました。細かく結果を見ていくと、ピロリ菌検査の数字も載っていました。結果は十年ほど前に実施した除菌が成功していたようで、ピロリ菌は検出限界以下でした。除菌当時の記事はこちらです。
検査でも慢性胃炎はかなり軽減されているものの、逆流性食道炎があるというものでしたので、除菌されたことは以前より予感されていました。ピロリ菌の除菌に成功すると、胃酸の分泌が増えて逆流性食道炎が増えると言われています。脂っこいものを控えたり、たくさん食べるのをやめたり、夜遅く食べないようにすることが逆流性食道炎を防ぐための秘訣です。
【2021/06/22追記】
コロナ禍の人間ドック
新型コロナウイルス感染拡大防止のために様々な対策がとられていました。特に動線は人間ドックの人は病棟患者と分けられていて、入口から入った後に階段で地下一階に降りて小さなエレベーターで六階に上がるようになっています。
また、院内での滞在時間が長くなってしまう胃カメラ実施時の鎮静剤は中止されていました。普通は鼻から入れる細い胃カメラを口から入れるということなので、鎮静剤なしでやってもらったところ、思ったよりも反射は少なくて楽に胃カメラを受けられました。
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