先日の日経新聞を見ていると、免許証に記載されている期限の表記が西暦表記にするという報道がありました。8月2日に警察庁が方針を決めたそうです。
表記方法の見直しは「外国人増加に対応する」とありました。しかし、改元があったとすると、改元以降は以前の元号から換算して期限を認識しなければいけなくなるので、日本人にとってもメリットが大きいのではないかと思います。
発行済み免許証の扱い
既に発行済みの免許証については、
- 訂正印による修正
- 表記が平成のままでも有効だと所持者に通知
- 希望者には新元号が表記されたものに交換
などが検討されているようです。私自身の免許証有効期限を改めて確認すると、平成31年まで7月末まで有効となっていたので、「表記が平成のままでも有効だと所持者に通知」の案になると、少しの期間は読み替えが必要になりそうです。
政府は公的な証明書では元号の使用を続けることにしています。証明書を発行した日や生年月日など、現在もしくは過去日についても元号を使っていても問題ないと思いますが、未来日については改元を挟んでしまうと判りにくくなるので、元号を使い続けるにしても西暦を併記した方が良いのではないかと思います。
改元後も平成利用の扱い
以前、朝日新聞では「改元後も平成利用へ 納税や年金システム、混乱回避」という記事がありました。
コンピュータシステムの変更にはある一定の期間を要する場合もあるので、この記事のような措置も必要になり、やはり西暦を使った方が合理的なのではないかという議論は出てきます。ただ、慣れ親しんだ和暦が完全になくなってしまうのも残念なので、表記上は西暦と和暦の併記が落としどころとしては良いのではないかと思います。
【2018年12月22日追記】
併記で決定
本日のNHKニュースを見ていると、西暦と和暦の併記で決定したことが報道されていました。外国人にも日本人にも馴染みがありますし、有効期限の認識誤りを少しでも防ぎやすくなると思いますので、よかったのではないかと思います。
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