最近では銀行を利用する際に窓口に行く機会はほとんどなくなり、スマホで完結することが多くなってきました。単に他の口座への振り込みだけではなく、住宅ローンの繰り上げ返済等、いろいろなサービスに利用できるようになってきています。
さすがに現金を引き出したいときには、ATMまで行かなくてはいけませんが、今後、電子マネーとの連動が進めば、ATMを使う頻度がさらに減っていくのかもしれません。
本人認証の簡便化
従来はインターネットバンクを利用しようと思っても、パスワードを忘れてしまったり、その上、第二パスワードが必要だったりと、口座残高を見て振込をするだけでも大変でしたが、現在はスマホのアプリが生体認証にも対応してくれて、とてもスムーズになりました。
三井住友銀行は2017年7月から生体認証に対応しています。また、みずほ銀行はJR東日本のSuicaと連動した、みずほスイカのサービスを8月1日から始めています。従来はSuicaのチャージとクレジットカードを連動させる仕組みはありましたが、銀行口座と連動させるのは初めての取り組みになるそうです。
スマホ決済を優遇の方向
日本経済新聞によれば、銀行としては設置コストのかかるATMよりもコストが少なくて済むスマホ決済を優遇する方向にあるそうです。三菱UFJ銀行ではスマホにダウンロードしたアプリを使うことで、同銀行の本支店間ではいくら振り込んでも手数料は無料というサービスを実施しているそうです。これならば、例えば家族などで三菱UFJ銀行に口座をみんなで作ろうという動きにつながり、銀行としてもメリットが大きいような気がします。
同記事では、じぶん銀行が外貨の値動きを人工知能が予測し口座から自動的に積み立てるサービスを始めたそうです。毎月一定額を積み立てるドルコスト平均法と比較して、成績がどうなるかが気になります。
従来は残高を確認したり、口座振込をしたりといったことがスマホアプリの主な用途でしたが、これからはAIの助けを借りたサービスの提供が進んでいくのかもしれません。これからが楽しみです。
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