1991年にオンエアされた東京ラブストーリーの再放送

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フジテレビ系で東京ラブストーリーが再放送されていることが、いろいろなところで話題になっています。このドラマは1991年に放送された作品です。今から27年も前の作品ですが、意外と滅茶苦茶な古臭さは感じませんでした。

確かに駅の公衆電話がズラッと並んでいる様子や大きな自動車電話、ポケットベル、オフィスの個々の机の上には置かれていないパソコン、少しレトロな自動車など、今と比べると違うところもありますが、当時開発された洗練された建物などは、今も見慣れているせいか古臭さを感じません。

建物や内装のデザイン、家具のデザイン、家電などが今とあまり大きく変わっていないこともあるかと思います。番組のコンセプトとして都会のオシャレ感を出したかったので先進的なイメージを作り込んだことが功をそうしたのかもしれません。

たとえば、昭和の終わり頃、昭和63年に、それから27年前のドラマ、例えば昭和38年のドラマを見たら、ずいぶん大きな時代の変化を感じたはずです。それと比較すると、1991年から2018年の変化はさほど大きくなかったのではないかとも思えてきました。

時代が進むにつれて世の中の変化のスピードはどんどん早くなることをイメージしていたのですが、ドラマの中で目で見える世界はさほど大きく変わっていないことが意外でした。

1991年に放送された当時は平均視聴率が22.9%もあったそうです。現在はインターネットも普及したり、BDレコーダーで録画することで好きな番組はいつでも自由に見られることができるようになったことで、なかなか、これだけの視聴率を稼ぎ出すことは難しくなっているのではないかと思います。

ちなみに今回の再放送は、第1話の視聴率が2.3%、第2話が3.1%だったそうです。昼間の放送なのでオンタイムで見られる人は限られているとは言え、かなり低い視聴率なので驚きました。ネットでは今回の再放送はかなり話題になっているので、最終回に向けては徐々に視聴率が上がっていくのではないでしょうか。

主演は織田裕二と鈴木保奈美、織田裕二は確かにこのころは若いですが、結構、若々しさを保っている俳優だと思っていました。ただ、これから始まるドラマ 『SUITS』の予告を見たら、ずいぶん織田裕二も雰囲気が変わっていたので驚きました。

主題歌は小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」、当時、この曲も非常にヒットしました。この曲自体も今聴いても古臭さを感じない良い曲だと思います。

【2020/02/05追記】

Amazonプライムビデオで公開されている番組を探している中で、東京ラブストーリーが全話配信されているのを見つけました。再放送を全部見ましたが、つい、プライムビデオでも第一話から見てしまいました。鈴木保奈美、織田裕二の掛け合いは何度見ても面白いです。また、東京の30年前の光景も見ていて懐かしく感じます。

中華料理屋でBGMにKANの愛は勝つが流れているのも懐かしかったです。

【2020/05/15追記】

Amazonプライムビデオで公開されているコンテンツを見ていたら、見慣れない「東京ラブストーリー」がありました。ストーリーは同じようですが、配役は全部変わっていて、現代版にリメークされているようです。さっそく、第一話から見てみると、永尾完治、赤名リカ等の雰囲気がそれぞれみんなオリジナルとは違います。オリジナルの各役者が本当に個性的で強烈な色を出していたので、違いを感じること自体は仕方がないと思いました。頭を真っ白にしてこのリメイクされたドラマを見てみると面白いと思います。

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