ゴルフ場でラウンドすると、ティーショットしてからグリーン上にあるカップの穴にボールを入れるため、球をひたすら打つことになりますが、このカップの位置、毎日のように変えているゴルフ場が多いそうです。ゴルフをよくラウンドしている人と一緒に回ると、「今日はカップが難しい位置にきってあるな」という話しを聞くこともあると思いますが、これからもカップの位置が変わっていることが判ります。
ゴルフ場によってはカートの液晶パネルに今日のカップ位置が表示できるものがあります。グリーンセンターから手前に何メートルとか、奥に何メートルといったことが判ります。初心者のうちはグリーンのセンターに向かって打つことが多いと思いますが、上級者はこの表示を見てカップ近くを攻めていきます。
グリーン上でずっと同じ位置にカップがあると、よく来るゴルファーの人から見ると変化が無いように見えることや、カップの周りはたくさんの人が寄ってきて踏み固めてしまうこと、また翌日が雨になることがわかっている場合は高くなっているところにカップを切ることもあるそうです。
そんなカップの位置の移動、どんな風に行われているのか、自分の目で見たことがなかったのですが、こちらの記事で写真付きで解説されていました。
こんな専用の器具があるとは思っても見ませんでした。また、カップの位置を変えた時、元のカップの部分には新しいカップのところにあった芝を移動するというのも興味深いです。
ゴルフ場はあんなに広い敷地でゴルファーを楽しませるために、本当に大変なメンテナンスを続けていることを感じさせる場面が多々あります。フェアウェイやラフの芝を刈ったり、落ち葉を拾い集めたり、カートのメンテナンスをしたり、本当に数え上げればきりがないのではないでしょうか。
ゴルファーから見えるところだけでもこれほどの苦労があるのですから、ゴルファーが気がつきにくいところでも大変な努力をされているのだと思います。
最近、ゴルフ場の経営が厳しくなって廃業するところが出てきたり、大手のチェーンに買収されるようなケースが続出しているのをよく耳にします。
ゴルファーの人口がなかなか増えない中、これからのゴルフ場運営は大変な状況が続くのではないかと思います。2019年からゴルフの規則が変わり、どちらかといえば初心者に優しいルールになりますが、このような変化を通じて、ゴルフを楽しむ人が増えることに期待しています。
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