映画「リトルフォレスト夏・秋」を鑑賞

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ファストジム24のトレッドミルでトレーニング中に、Amazon PRIME Videoで公開されていた映画「リトルフォレスト夏・秋」という作品を見ました。監督は森淳一、主演は橋本愛で、作品は「夏」、「秋」、「冬」、「春」の四部作として構成されています。映画館での上映は、夏・秋が2014 年8月、冬・春は2015年2月に公開されています。それらがだいたい一時間で構成されていて、上映は夏と秋がセット、冬と春がセットで上映されました。ただ、作品としてはしっかりと分かれているので、夏が終わるとエンドロールが流れて秋がおもむろに始まる形になります。

舞台は東北にある小森という集落です。この集落にはお店はなく、坂道を自転車で30分ほど降りていったところに農協が出している小さなスーパーや個人商店があるようなところです。集落の人はそれよりも遠くにある郊外型ショッピングセンターに行く人が多いようですが、この主人公は車がないのでほぼ一日がかりになってしまうと紹介していました。

正直、あまりストーリー性はありません。田舎暮らしの知恵が満載されていると言えば良いでしょうか。橋本愛が演じる一人暮らしの女性が、部屋の湿気を取るためにストーブを焚く話や、そのストーブでパンを作る話し、田植えの話しやモグラが掘った穴で水が流れ出てしまった話し、雑草のとり方や米の収穫の話、干しいもの作り方や岩魚のさばき方、合鴨農法や鴨をしめて食べる話しといった形で田舎暮らしの日常が丁寧に描かれていました。

都会で育った私にとっては、なるほどと思う話のオンパレードで、興味深い内容です。こんな日常の中の回想シーンで、お母さんは5年前に突然いなくなったとか、主人公は何年か前まで町で男と一緒に暮らしていたが、うまく行かなくなって小森に戻ってきた話などが分かっていきます。

どちらかというとグルメな話題が多いので、孤独のグルメに近いものがあるかもしれません。

スポーツジムで運動しながらのながら見には丁度よい作品でした。

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