楽天市場は1月30日に一定額以上の買い物をすることで、買い物をするお店を問わずに、一律に送料を、無料にする方針だと発表しました。楽天市場の出店者向けの講演会で三木谷社長が明らかにしました。
現在の楽天市場はお店や商品によっては、商品代金に送料が含まれていたり、お店によっては500円とか1500円の送料が別にかかったり、メール便があったり、5000円以上買ったら送料が無料になったりと、色々なお店が混在していて、初めて買い物をしようとすると、とても戸惑います。
また、商品検索をして、価格が安いもの順に並べてみても、送料を加味して考えたときに、どれが安いのか分からなくなってしまいます。最近は改善されて、商品代金とともに送料が一緒に表示されるようになったのですが、これにいくら以上買えば送料が無料になる、楽天スーパーポイントが何%付くかなどの条件を含めて考えると、よくわからなくなってしまいます。
楽天プレミアム
さらに複雑にしているのが、楽天プレミアムという制度です。楽天プレミアムカードとは違います。あまり楽天は積極的には宣伝していないのですが、年間3900円を払い、プレミアムのマークが付いた楽天市場のお店で2000円以上の送料が別途かかる買い物をすると、送料代の補填として、月に10回まで一回に付き500ポイントの楽天スーパーポイントがもらえます。AmazonのPRIMEに対抗したかったのだと思います。
商品の一覧からこの楽天プレミアムの特典も加味して考えると、さらにどの商品がお得なのかが分からなくなります。
楽天プレミアムはその後廃止されてしまいました。
ただ、送料を無料にするための金額を店舗を通して一律にする調整は容易いものではないでしょう。ある店は2000円以上で送料無料にできても、ある店は7000円以上で譲れないというお店もあります。扱っている商品の特性によって変わります。例えば、オートウェイという海外タイヤを扱っている会社は商品の値段は極力安くして送料は外出にしています。もしも、送料を無料にする条件を設定すると、商品の値段を少し高くしなければいけないのではないかと思います。それでは、タイヤを複数本買う人にとっては商品価格が割高になります。
今後、各店舗との調整が始まることになると思いますが、どんな形で各ショップとの間で決着するのか気になる報道でした。
楽天市場における送料無料ラインは税込3980円となりました。送料無料ラインに合意しているお店の商品は、金額の近くに「39ショップ」と表示されています。楽天市場に出店しているショップの中には送料無料ラインに合意していないお店もありますので、買い物時には送料の扱いがどうなるか注意して確認する必要があります。
また、楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどのキャンペーンが始まる際には、同時に送料無料ラインに合意しているお店で購入すると還元ポイントが+1倍になるキャンペーンが同時に開催されている場合があります。エントリーを忘れずにしておくと良いと思います。
【2019/01/31追記】
Amazonでも送料の金額に注意
Amazonマーケットプレイスでお急ぎ便を選択したところ、信じられないほど高額な送料が上乗せされたという話しがネットで話題になっているのを見つけました。

2389円の商品代金に対して15000円の送料・手数料が上乗せされています。この方はこの時点で気がついて購入することをやめたようですが、勢いでボタンを押してしまったら大変な高額請求を受けるところでした。
もはや、詐欺に近い送料だと思うのですが、Amazonは取り合ってくれなかったというのも疑問が残ります。
楽天市場に限らず、Amazonでの買い物も送料は注意した方が良さそうです。
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