成田空港の滑走路が深夜0時まで利用可能へ

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これから2020年の東京オリンピックに向けて、訪日する外国人が増えていくことが予想されていますが、そのとき一番大きな課題になるのは、首都圏における飛行機の離発着回数をいかにあげていくかです。

当初は羽田空港が国際空港としての機能を併せ持っていましたが、飛行機を利用する乗客の伸びと成田空港の完成に伴い、羽田空港は国内便、成田空港は国際便という機能分担が長らく行われていました。

しかし、その後の羽田空港の増設工事に伴い、羽田空港にも国際線ターミナルが新設され、東京近郊では羽田からも成田からも国際便が運行される状況になっています。

それでもなお、2020年に向けては足りない状況になってきており対策が打たれようとしています。

滑走路の増設はそうは簡単にできないので、滑走路から離発着する飛行機の間隔を狭められるようにしたり、飛行に時間制限がある空港では、その制限の幅を広げたりすることが一つの解になります。

成田国際空港については、飛行機の離発着は午前6時から午後11時までに制限されています。しかし、二本ある滑走路のうち一本について、深夜0時まで離発着することを空港周辺の9市町全てが認める方向になり、10月末以降は延長できる可能性が高まったと報道がありました。

ただ、成田国際空港に深夜0時近くに着くと、そのあとが大変な気がします。そこから東京に向けて鉄道やバスの運行があったとしても、午前1時ごろになってしまい、そこからの鉄道などは期待できません。

やはり、ツアーなどに参加するお客さんや自家用車で空港を利用するお客さん、周辺のホテルを利用するお客さんが多いのでしょうか。

すでに、羽田空港では24時間の営業が行われていますが、深夜に到着したり、深夜に出発するお客さんがどのようにしているか気になるところです。

また、茨城空港や富士山静岡空港などの既存の空港の離発着を増やす案もあるのではないかと思いますが、あまりそれに該当する記事は見当たりませんでした。

【2019/10/28追記】

10月27日夜の最も出発が遅かった便はアラブ首長国連邦のドバイ行きの便で11時半過ぎの離陸でした。運用時間の変更に伴って成田から都内に向かう鉄道やバスの便も一部で後ろ倒しされています。空港会社では格安航空会社を中心に深夜の時間帯の誘致を図って利用者の増加につなげて行く方向です。

成田空港では先日の台風による影響で空港ターミナル内に足止めされてしまう旅行客が多く出るような事案も発生していますので、災害対策の強化も今後は必要になります。

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