がっちりマンデーは業界や会社を特集して、新しい経済情報を分かりやすく伝えてくれる日曜日朝の番組です。2月最初の放送ではマウスコンピュータが特集されていました。マウスコンピュータというと安売りのパソコンメーカーという印象が強かったのですが、最近、マウスコンピュータのパソコンを見かけることがあまり無かったので興味深い内容でした。
量販店などに卸して販売する、大手メーカーと同じようなパソコンの販売方法もとっているのですが、実はインターネットで受注を受けて、お客さんからのカスタマイズ要望をもとにパソコンを組み立ててから送付する販売に力を入れているのだそうです。
調べてみると、こちらで注文を受け付けていました。
カスタムオーダーだけでは無く、即納モデルも準備されています。
工場の中に潜入して製造の方法を紹介していたのですが、ベルトコンベアーのようなラインはそこには無く、セル生産方式でパソコンを組み立てています。
セル生産方式とは一つの台座の上に商品をを置きながらひとりの人が最初から最後まで組み立てていく方式です。
以前、日立のコンピュータ工場を見学する機会があったのですが、そちらもセル生産方式が採用されていました。全く同じ構成のコンピュータを大量に生産する場合には、最初にラインを作ってベルトコンベアーで商品を組み立てる方式が得意であるが、カスタムメイドの受注生産のような場合はラインが必ずしも合致するとは限らず、セル生産方式の方が合理的だと説明を受けました。
日立ではこのセル生産方式の台座の高さや部品の置き場、人の動線などを改善に改善を重ねて、生産性を上げるとともに人の疲れを出来るだけ抑止するような方法を考え続けているということです。
マウスコンピュータでも同様の工夫が行われているのではないかと思います。このマウスの工場で最もすごい人は8年目の人で、1日に20台のパソコンを組み立ててしまうとのことでした。1台に千円程度のコストと考えれば良いでしょうか。
マウスコンピュータでは高スペックのゲーム用パソコンがイチオシとのことでした。
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