神奈川県横浜市に新しいロープウェイの構想が具体化していることが、日本経済新聞の東京地方面で紹介されていました。
場所はJR桜木町駅と新港ふ頭を結ぶ全長約630メートルの区間です。昔、鉄道路線が敷設されていた汽車道沿いを通って、新港ふ頭の運河パークを接続します。
このような計画があることを今回の新聞報道まで知らなかったのですが、2018年5月にはすでに計画が明らかになっていました。
新港ふ頭とただ聴くと、単なる埠頭に行くお客さんがそんなにいるのか?と思ってしまいますが、実はこの付近、大変な観光スポットになっています。
例えば、ワールドポーターズ、横浜赤レンガ倉庫など魅力的なスポットが満載です。実はJICAもあるのですが、ここのレストランはリーズナブルな価格で世界各国の料理を食べることができるので、とても気に入っています。
今まで、この地域に行くのは意外と面倒でしたが、ロープウェイができれば利用者が見込めるのではないかと思いました。
ロープウェイのゴンドラは36基、車椅子での乗車も可能です。支柱は地上に二機、海上に三機、地上30〜40メートルの高さを走行するので眺めも良いのではないでしょうか。
事業化を正式決定した後、2019年度に着工して2020年のオリンピックまでには完成させる予定です。
ロープウェイの運賃はまだ決まっていませんが、一人300円程度までであれば気軽に乗れるのではないでしょうか。完成が楽しみです。
【2021年4月6日追記】
「YOKOHAMA AIR CABIN」開業日決定
神奈川横浜市のみなとみらいに、日本で初めての都市型ロープウエーが開業するのを前に、4月1日にテスト運行が報道陣に公開されました。当初は2020年のオリンピック開催までに完成させる目標だったので1年近く遅れたことになります。
名称は「YOKOHAMA AIR CABIN」と決まりました。JR桜木町駅前から新港地区運河パークまでの全長630メートルほどをおよそ5分間でつなぐ、世界最新の設備を搭載したロープウエーです。地上からの高さは、およそ40メートル、最大8人乗りで、料金は、片道・大人1,000円、子ども500円で、4月22日に開業する予定です。
営業時間は10:00~22:00までの予定、しかし今後の新型コロナウイルスの感染拡大状況等によっては一時的に運転時間が見直されるかもしれません。所要時間は片道約5分です。運賃は大人1000円、子ども500円、全長は約630メートル、ゴンドラは全部で36基、一つのゴンドラに8人が乗れます。
料金が思ったよりも高かったので驚きました。交通機関としての考えると約630メートルに1000円を払うのは高すぎるので、遊園地のアトラクションのような感覚で利用するのが良いのかもしれません。
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