最近、にわかにバーコード決済が脚光をあびています。すでに日本国内ではSuicaやEdy、ID、Quicpayといった非接触IC決済がそれなりに浸透していたのですが、お店でICカードリーダーを置く初期コストやお店が払う利用料といった課題があり、大手チェーン店には導入が進んだものの、個人店レベルでは普及が進んでいませんでした。
そんなところに登場したのがバーコード決済です。今まで見たパターンとしては、下記の4種類がありました。
お店側がこちらのバーコードを読み取る方法
(1)お店側のレジがバーコード支払いに対応していて、レジ打ちしたあとに、こちらのスマホに表示したバーコードをスキャナで読み取るだけで支払いが完了するケース
(2)お店側のレジとは別にiPadが置いてあって、レジ打ちとは別にiPadの画面に金額などの情報を入力し、お店側のiPadのカメラで、こちらのスマホに表示したバーコードを読み取るケース
こちら側がお店で提示したバーコードを読み取る方法
(3)お店側のレジとは別にiPadが置いてあって、レジ打ちとは別にiPadの画面に金額などの情報を入力し、お店側がバーコードを表示して、こちらのスマホでスキャンするケース
(4)レジの前にPayPayのバーコードが書かれた札があり、この札をこちらのスマホのPayPayアプリで読み取って、金額を自分で入力し決済を完了させるケース
たぶん、お店側の導入費用は(1)から(4)に向かって安くなっていくものと思います。準備の手軽さも、(4)であればPayPayからバーコード付きの札を貰うと準備が完了するのでお店側は簡単です。ビックカメラですら、最初は準備が間に合わなくて、(4)でPayPayでの精算をはじめました。
しかし、(4)の方法はこちらで金額を入力するので、お店の人はきちんと金額を入力したかどうか、こちらのスマホの画面を一緒に見るか、スマホを一旦、店員に預けて操作をしてもらう形になってしまいます。
この自分のスマホの画面を他人に見て貰ったり、スマホを一旦店員に預けるのは、どうしても抵抗があります。できれば、(1)から(3)のいずれかの方法に対応してもらった方が良いのではないかと思います。
本当は精算のときにPayPayのアプリを立ち上げることすら面倒です。お店が調子の悪いWiFiなどを設置していたケースは最悪で、スマホはWiFiにつながっているのにデータ通信ができずに、PayPayアプリが正常に利用できないというケースも発生します。できれば、アプリを起動しなくても精算できる方式が最も簡単です。最近ではお店に置く非接触ICカードリーダーの値段も安くなってきているようなので、非接触ICで統一できれば一番簡単だと思うのですが、難しいのでしょうか。
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