ダイヤモンドオンラインに「人事異動を命じられたら転職と天秤に掛けて考えよう」というタイトルの記事があり、興味があったので、その中身を読んでみました。
途中まで、フムフムと思いながら読んでいたのですが、途中で良い異動か悪い異動かを区分けするために下記の4軸で考えるように紹介されていました。
(1)自分のキャリアとしてプラスか
(2)仕事力のアップにつながるか
(3)仕事の環境がいいか
(4)出世にとって好ましいか
何となく、主従が逆というかなんというか。
一番大切なことは、異動先の職場で「自分が社会や会社に対して力を発揮して貢献できるかどうか」を考えるのが最優先だと思います。もしも、自分が最大限に力を発揮することができて、最大限の貢献をすることができれば、結果として、キャリアや仕事力はアップし、仕事の環境も改善されて、出世の道が近くなるという結果になります。
異動と転職を天秤にかけることは良いことだと思います。ただ、その判断の基準が自分本位のモノサシだけであってはいけない、
この記事を書いた山崎氏の経歴をWikipediaで確認すると、卒業後に12回の転職を続けてきていることが書かれていました。「三菱商事→野村投信→住友生命→住友信託→シュローダー投信→パーラー→メリルリンチ証券→バリバ証券→山一證券→第一勧業アセットマネジメント→明治安田生命→UFJ総研→現職」と非常に多様な経験を積まれています。
一つのものの見方としては合っているのかもしれませんが、やはり、ドラッカーが書籍に記しているような、「成果をあげるには、自らの果たすべき貢献を考えなければならない。手元の仕事から顔を上げ目標に目を向ける。組織の成果に影響を与える貢献は何かを問う。そして責任を中心に据える」(『経営者の条件』)といった教えの方が心に響きます。
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