毎朝、決まった時間になると寝室に置いてあるAmazon echoが、天気予報やニュースに続いて、今日は何の日かを教えてくれます。
今日は2019/06/10、この日は路面電車の日なのだそうです。路面から「6」、電車のでんから「10」と語呂合わせで決めたようですが、少し無理がありそうな気もします。
起きてからも気になっていたので、ネットで調べてみると、1995年(平成7年)のこの日に、全国の路面電車を持つ自治体が広島市で開催した「第2回路面電車サミット」で制定したのだそうです。
この日にちなんだイベントも開催されているようで、2019年の6月9日(日曜日)には都電の荒川車庫で、車両撮影会や車庫内見学に加えて、東京さくらトラム(都電荒川線)の新作グッズの先行販売や鉄道部品販売などの催しが開催されていました。
東京では昭和40年代に自動車が普及するのにつれて、路面電車がどんどん廃止されて、バスや地下鉄にその役割が代行されるようになりました。唯一、都電荒川線のみは早稲田と三ノ輪橋の間でその殆どの区間が専用軌道となっていることから廃止されずに今でも運行を続けています。
下高井戸から伸びる東急世田谷線も路面電車に比較的近い存在かもしれません。東急の公式サイトを見ると、世田谷線は当社唯一の軌道線だと説明があります。
以前は 旧玉川線(通称:玉電)の一部となっていましたが、1969年5月、同線の渋谷~二子玉川園間が廃止された際、三軒茶屋~下高井戸間が独立して残りました。
国内の他の地域に目を向けると、富山や広島、高知など、色々な地域で路面電車が活躍しています。栃木県の宇都宮などでは次世代型の路面電車、LRTの建設が始まっています。騒音や振動が少なく快適な乗り心地、車両の床が低く平らでホームとの間に段差や隙間がほとんどない、専用レールを走るため時間に正確といった特徴があるそうです。
これから高齢者が増えるのに従って、公共交通機関も高齢者が利用しやすい形態にしていかなければいけません。これからも路面電車の見直しの機運が高まっていくのではないでしょうか。
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