NTT東日本がカーシェアリング事業に参入

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NTT東日本が年内にカーシェアリング事業に参入することがマスコミで取り上げられていました。平日に使用されている営業車を休日に近隣住民等が使用できるようにするのだそうです。

NTT東日本は今までも電話局として使われていた建物の、使われなくなった1階の営業窓口のスペースを店舗や事務所向けに貸し出すような取り組みや、電話局に併設されている駐車スペースをNTTル・パルクがコインパーキングとして活用するような遊休資産の活用が行われてきました。

今回のカーシェアリング事業についても、NTTル・パルクが営業車の車両を保有して運営するのだそうです。また、サービスの運用やサポートをするための基盤システムを作り、インターネット上に公開するとしています。

NTTル・パルクの公式サイトを見ると、コインパーキング、ネットワークカメラ、自動販売機、駐車場システム販売、月ぎめ駐車場などの事業に取り組んでいるようなので、これにカーシェアリング事業が追加されることになります。

今回のカーシェアリング事業は単に遊休資産が活用できるというメリットにとどまらず、週末にクルマの中に書類や機材などを残すことができなくなるので、セキュリティ面ではむしろ効果が高まるのではないでしょうか。

週末になると、会社や工場の駐車場にはたくさんの営業車などが停まったままになっている光景をよく見かけます。このようなクルマをNTTル・パルクのような会社が所有し、週末になるとカーシェアリングを行うことで、その企業に収益が還元されるようなビジネスにもつながっていくのではないでしょうか。通信に依存しないで収益を上げていく一つの大黒柱に育つ可能性も秘めているような気がします。

また、各企業が持つ車をカーシェアリングで貸し出すような取り組みを加速させると、もはや、車を所有する人の数は減っていき、必要なときに近くで車を借りるような使い方が一般的になっていくものと思います。

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