IIJmio格安SIMの通信速度が遅くなったので対策

 IIJmioの格安SIMを利用しています。以前はさほど通信速度に対する不満が無かったのですが、ここ数ヶ月、お昼休みや夕方など、たくさんの人がデータ通信を使うであろう時間帯の通信速度が信じられないほど遅くなりました。体感的には128Kbps程度ではないでしょうか。当然、その月分の通信容量は十分に残っていることを確認していますので、何か制限をかけられているという状況ではありません。また、対象とするサイトが重いわけではなく、各種WEBサイト、AppStoreからのダウンロード、インターネット通信を利用するアプリといった、すべてのアクセスにおいて応答が遅いので、回線の問題である可能性が高いです。

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MVNO事業者は大手携帯電話会社から大口で回線を借りて小分けして販売

 MVNOは自社で回線を持っていないので、NTTドコモなどのMNOから大口で回線を借りて、これを小分けにして販売しています。したがって、MNOから借りている回線の容量に比して、たくさんのお客さんを詰め込めば、それだけ会社は儲かることになります。しかし、今回のように、お昼休みや夕方といったたくさんの人がアクセスする時間帯にはアクセスが殺到することにより、回線容量が不足してしまい、全体的に満足な通信速度が得られなくなります。すると、お客さんがその格安SIM会社からは離れていってしまいます。

 逆にたくさんの回線をMNOから借りて少しのお客さんにしか貸さなければ、お客さんから見ると良好な環境で通信ができるようになるので、その格安SIM会社の信頼度は上がりますが、MNOにたくさんのお金を払わなければいけないのに対して、契約者数が少ない分だけ収入が減ってしまうので、経営は苦しくなります。

格安SIMの比較で注意したいこと

 よく雑誌などで、どの格安SIMが速いかといった特集が組まれていることがあります。これらの特集はその調査時点では信頼度が高いのは間違えないですが、出版されるころにも同じ傾向が続いているかといえば、そうとは限りません。どうしても、契約者の数に増減があったり、MNOから借りている回線の容量を増やしたり減らしたりしているので、どうしても常に一定の速度が出るとは限らないのです。

 どうしても、常に最善の通信速度が欲しいという用途では、格安SIMを借りるよりも、大手キャリアから直接SIMの提供を受けたほうが価格面を除いては満足度が高いのではないかと思います。よく、大手キャリアのサブブランド、例えば、Y!mobileの通信速度が速いという記事も見かけますが、あからさまにそのような差を格安SIM会社との間で付け続けることも難しいのではないかと思いますので、これからもずっと速いとは言い切れないかもしれません。

5G回線の普及があれば?

 今後、5Gが一般化されると、基地局から端末までの回線速度がとても速くなります。これに伴い、基地局までの回線についても大きく増速されるものと思います。これにより単位容量当たりの通信料金が安くなり、MNOからMVNOへの回線の貸し出し料金もかなり安くなるのではないかと期待したいところです。利用者からみると常に動画鑑賞をするといった激しい使い方をしなければ、もしかすると、今よりも格安SIMの通信環境は改善されるかもしれません。

【2025年1月6日追記】

楽天モバイルへの完全移転

 その後、IIJmioの回線もまた快適さを取り戻していたのですが、楽天モバイルがMNOの事業を開始したことを受けて、楽天モバイルへMNPで移転しました。当初のサービスは楽天モバイルの基地局の数も限られていて、パートナーのau回線で大きく補完する形になっていましたが、かなりの勢いで楽天モバイルが基地局を増設したことで、auへの依存率はかなり下がっています。以前はパートナー回線利用時にはデータ通信量に上限がありましたが、今はそれも無くなりました。

 肝心の快適さがどうかと言うと、さほど混雑していない場所で楽天モバイルの基地局とつながっている場所であれば快適に通信できます。しかし、混雑している場所ではたとえアンテナがフルに立っていてもパケットが詰まってしまって快適には通信できないようなことも多かったです。また、地下街やビルの奥など電波が届きにくいところではアンテナが立たないようなこともありました。

 しかし、2025年に入った現段階では不満に思うようなことはほとんど無くなってきたと思います。さらに楽天グループの株式を保有していれば、楽天モバイルの回線を無料で1年間使える株主優待も実施してくれているので、大変に助けられています。

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