新宿副都心にある新宿住友ビルは上から見ると三角形をしている特徴的な形状から住友三角ビルの愛称でも親しまれています。現在、このビルでは2017年から大規模な改修工事の真っ最中です。何ができるのか興味があったので調べてみると、建物の改修工事だけではなくて、ビルの足元を囲むように全天候型のアトリウムを建築中なのだそうです。その広さは約6600平方メートルで最大の天井高は25メートル(有効天井高22メートル)もあるということですので、相当、広々としたスペースであることは間違えないです。
都営地下鉄大江戸線の都庁前駅からも直結ということでアクセスも良いので、ここでイベント等を開催すると、かなりの集客効果が見込めそうです。オープンは2020年6月ということですので、何とか、東京オリンピックには間に合わせたいのでしょう。
計画を詳しくみると、緑とうるおいが溢れるアトリウム空間を目指すということで、壁面緑化やフラワーポットの配置などで、緑豊かな空間を目指すとあります。
その広い空間をいかしたスポーツ大会、パブリックビューイベント、お祭りイベント、マルシェ、フードイベント、車の展示、巨大模型の展示など、多岐な用途に使えるように設計されています。また大規模災害時には、帰宅困難者の受け入れ施設や防災対策拠点としての機能させることになっています。この新宿副都心の周辺は日中の勤務者の数が多いですが避難場所は少ないので、災害時の避難場所が増えることは心強いです。
これまでは代々木公園などの屋外で行われていた大きなイベントも、こちらに誘致ができるかもしれません。
オープンが待ち遠しい施設です。
【2019/07/17追記】
たまたま、三角ビルの横を通る機会があったので、工事風景を撮影しておきました。
かなり、アトリウムの屋根の形もわかるところまで工事が進んでいます。かなり広いスペースであることがよく分かりました。
【2020/07/20追記】
巨大なアトリウムは2020年6月末に無事に完成したようです。今度、新宿副都心方面に行く機会があったら現物を見てみたいと思います。
ただ、こちらの工事現場では4月下旬に新型コロナウイルスの感染者が発生したにもかかわらず、大成建設はそれを一切公表しなかったことがダイヤモンドオンラインで報じられています。
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