これもまた、自宅に眠っていた本を掘り起こして読んでみました。
全体として「努力を積み上げることなくして、成功はない」という論調の内容が過去の偉人の例をいくつもあげながら繰り返されています。
読書は単なる知識の所有にしかならず、知恵や理解力の体得とはまったくの別物だという主張も新鮮でした。他人の思想を鵜呑みにするのではなく、自分の考えを積極的に発展させる姿勢が大切だとしています。読書は自己啓発の手段ではないと言い切っているところが意外でした。
今まで、長所を伸ばすのが良くて、短所を伸ばすのは好ましくないと思ってきたのですが、この本では自分が不得意なことであっても弛まぬ努力をすれば成功するという論調になっていたことにとても驚きました。
7つの習慣で言うところの、時間管理のマトリックス「重要で緊急でない領域に時間をかけなさい」と同じことをもっと具体的に伝えていると思います。
時間を大切にするという教えも、ドラッカーが伝えている「ヒトモノカネは増やす減らすといつた調整ができる経営資源であるが、時間は調整ができない。従って、時間に焦点をあてて他の経営資源をコントロールしなければいけない」という話しを思い出しました。
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