ダイヤモンドオンラインに水質が汚い海水浴場のランキングが公開されていました。「化学的酸素要求量」が多い順番でランキングされています。ランキングを見る前は、東京湾に面した湘南あたりの海水浴場が上位にあがっているだろうと思いながら一覧を見たのですが、結果はまったく異なっていました。
1位から4位までは愛知県の海水浴場です。5位は青森県、6位はまた愛知県、7位は宮城県、8位は北海道と愛知県、10位は北海道の海水浴場というランキングでした。愛知県、青森県、宮城県、北海道と言えば、とても海の水がきれいな場所だという印象があったのですが、全く予想と違います。特に愛知県に関しては三河湾や伊勢湾の奥まった場所にある海水浴場で昔からCODが高止まりする傾向があるのだそうです。
関東圏では15位で湘南のサザンビーチちがさきが入っていました。続いて22位で千葉県九十九里町の真亀海水浴場がランキングしています。次は47位の神奈川県横浜市にある海の公園、69位の大磯海水浴場ということなので、意外と関東圏はCODが大きい水質の海水浴場は無いということになります。今まで国や企業が工場の排水や家庭の排水を直接川や海に流さないようにして、高度な浄水処理をするようになった効果が表れてきているのでしょう。
逆に水質がきれいな海水浴場のランキングでは宮古島、石垣、沼津、小笠原、徳島、八丈町、三宅村などが並んでいます。確かに水質がきれいな場所だと予期させるような場所ばかりです。沼津は水深の深い駿河湾の影響や、富士山からの綺麗な伏流水の影響が大きいのではないかと分析されていました。沖縄の離島と沼津の海水のきれいさが同等レベルというのは、凄いことだと思います。
関東周辺だと22位に横須賀市の長浜、29位に千葉県鴨川、76位に神奈川県の湯河原がランクインしていました。三浦半島や房総半島の先の方、三浦半島よりも西側にあたるところは東京湾の影響も薄れて水質が綺麗だと測定されやすい環境が整うのでしょう。
すでに関東でも35度の猛暑日が続いているので、海水浴の計画を立てているご家族も多いのではないかと思います。ダイヤモンドオンラインの記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
【2019/08/19追記】
水が綺麗なのに利用者数が少ない海水浴場も紹介されていました。
一位は高知県宿毛市の「うどの浜」、四国の西南端の島、沖の島にあるそうです。
二位は山口県萩市の湊、三位は兵庫県香美町の柴山、四位は東京都三宅村の大久保浜です。
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