iPhoneにDNSサービス「1.1.1.1」と無料VPN「Warp」を導入

米国のコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)を提供している大手のCloudflare社が提供している無料DNSサービスの「1.1.1.1」と無料VPNサービスのWarpをiPhoneに導入してみました。4月にサービスを開始した当初はWarpに登録しようとしても順番待ちリストに登録されるだけで、実際に利用ができるようになるのには時間がかかったようですが、現時点では待ち行列が解消されていますので、すぐに使えるようになります。

導入の方法は簡単で、アプリをインストールして設定をONにすることでプロファイルのインストールが促されます。このプロファイルを指示に従ってインストールすることで簡単に機能がONになりました。iPhoneにインストールすると、左上の4Gの小さい表示の横にVPNという文字が表示されるようになります。

「1.1.1.1」では無料のDNSサービスが提供されますが、インターネット利用の高速化よりもプライバシー保護とセキュリティの確保に焦点を当てているようです。無料のDNSサービスやVPNサービスの中には逆に通信の中身を筒抜けにすることで監視されるリスクもあるようですが、Cloudflare社がどこまでセキュリティに気を使ってサービスを運用しているかは気になるところです。

利用者のWEB閲覧履歴を販売したりターゲティング広告に用いることはしない、およびユーザーが特定できるようなログデータは記録せず、定期的に外部監査を受けるとしています。

無料VPNサービスである「Warp」にはモバイルインターネットに最適化されたUDPベースのVPNプロトコルを採用しています。デバイスからの通信は暗号化されてCloudflare社のネットワークでキャッシュ、圧縮することで安定かつ高速な通信を実現するとしています。

格安SIMのIIJMioをiPhoneでは利用していているのですが、昼休みや夕方に極端にデータ通信速度が遅くなることがあります。このアプリをインストールしたことによって、何らかの変化が現れるのか否か、テストをしたいと思っています。

すいている時間帯に試した限りでは、レスポンスが良くなりました。

【2019/09/26追記】

アプリがアップデートされて、WARPの機能が有効化されました。

現時点、特に通信を行う上で違和感などはありません。

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