どこかにマイルは、わずか往復6000マイルで、JAL側で決めた旅行先にお得に旅できる仕組みです。出発する空港や出発日時、到着日時を指定すると、JAL側で日本全国から4つの候補地を選んでくれます。ここで申し込みを行うと、数日後に4つの候補地の中から1つの場所が決定されて通知が来ます。
先日、この仕組みを利用して四国の徳島に旅行しました。
正直、もしも自分で旅行先を選んでいたら、徳島は候補に挙がらなかったと思います。しかし、JAL側で候補地を選んでもらったことで徳島の観光地を調べてみると、その中から大塚国際美術館が見つかりました。
正直、絵画には興味がなかったので、自分では行こうとはなかなか思わないような場所です。しかも、入館料が3000円超と少し二の足を踏んでしまう料金なのでなおさらだったのですが、本当にいろいろな人がこの場所をお勧めしていることが判り、行ってみることにしました。徳島には大塚国際美術館以外に是非見てみたいと思った場所が鳴門の渦潮しかなかったことも要因です。
しかし、大塚国際美術館に行ってみると、圧倒的なそのスケールに本当に驚いてしまいました。
飾られている絵は全て偽物であることは判っていても、原寸大で教科書に出てくるような名画が所狭しと並んでいるのを見ると心を動かされます。その絵が描かれた当時の時代背景や作者が置かれた状況などに関する解説もあり、単に教科書で読むのとは全く違う迫力がありました。また、絵画だけではなく、システィーナホールや秘儀の間といった原寸大の環境展示までも行われているのも驚きです。米津玄師が紅白でシスティーナホールを使ってLemonを歌ったということも大塚国際美術館を見て初めて知りました。
自宅に帰った後も、YouTubeなどで美術館の紹介ビデオを改めてみています。
このように自分で旅行先を選んでいたら、このような出会いは絶対になかったと思います。以前、同じ「どこかにマイル」で旅行した高知の馬路村も同様です。まったく知りませんでしたので、馬路村を最初から目的地にすることはなかったと思います。
これからも、どこかにマイルを活用して新たな出会いを探してみたいと思います。
【2022年12月2日追記】
どこかにマイルで必要となるマイル数が2023年4月12搭乗分から変わります。下記の案内が掲載されていました。
〔必要マイル数〕
2023年4月11日(搭乗日)まで:往復6,000マイル
2023年4月12日(搭乗日)から:往復7,000マイル
※往路が2023年4月11日以前、復路が2023年4月12日以降となる日程はお申し込みいただけません。
従来の必要マイル数が少しお得すぎたので、是正されたイメージでしょうか。
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