Yahoo!スコアは同意者のみ外部提供へ

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日経新聞に「ヤフースコア同意者のみ」という記事が掲載されていました。Yahoo!スコアとはYahoo!ショッピングやYahoo!オークションでの支払状況、飲食店の予約キャンセル率、Yahoo!のクレジットカードの利用状況などから、個人の信用をスコアにして外部に提供するものです。

元々の7月導入時は利用者が拒否する手続きをしない限りは、外部に提供することとしていました。私自身はすぐに停止する手続きをとっています。(オプトアウト)

Yahoo!が個人の信用スコアを外部へ提供(拒否しました)
Yahoo!が保有するデータを元に独自に算出した個人の信用スコアを7月から外部へ提供することを発表しました。Yahoo!に対する支払いの滞納や飲食店予約後のキャンセル率、インターネットでの購買実績などを外部へ提供するそうです。

しかし、自分のスコアがどうなっているかを照会する機能も提供されず、説明が不十分だとする意見が続出して、Yahooは8月にプライバシーに関する有識者会議を設置して議論をしていました。

結果、自ら同意した利用者のみを対象としてYahoo!スコアを算出するオプトイン方式に改めることを決めました。利用者の同意なしに自動でつけたYahoo!スコアは外部提供への提供に同意した利用者を除いては10月1日に全て消去したとしています。

10月からはこのスコアをグループの17社に対して提供を開始しています。

Yahoo!は消費者にとってのお得な体験が得られることを強調していますが、どんな形で利用されるのかの全貌がよく分かりませんので、私自身はオプトインをするつもりはありません。

【2019/10/21追記】

先日、Yahoo!のサイトを見た際に、グループ会社に情報提供をして良いか否かを問う表示が出てきました。なんのことだかよく分からずに、OKしてしまう人も多いのではないかと思いました。十分に注意が必要です。

【2020/07/01追記】

結局、Yahoo!スコアは8月末で終了することが発表されました。利用者に対してスコアに応じた特典を提供すると当初は想定していたサービスも始められないままの幕引きとなりました。

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