東京都の立川市と日野市を結ぶ多摩川の橋に「日野橋」というところがあります。こちらが台風19号の影響で崩落の危機にあることが報道されています。写真を見ると、橋桁の部分が川底に向けて沈み込んでおり、その部分の橋の路面がグニャグニャになっています。
日野橋は危険で利用できる状況ではありません。現在は通行止めになっています。上流側にある立日橋への迂回が必要です。
現在は東京都道256号八王子国立線という道路の橋ですが、以前は甲州街道としてメインで使われていた道路です。(2007年3月末まで国道20号線でした)
橋ができる前は上流に「日野の渡し」がありました。渡しの廃止に伴い、大正15年8月に橋がかかり、昭和40年代には橋を架け替えています。
現在は国立府中インターチェンジ付近から八王子にかけて日野バイパスが完成したため、こちらが甲州街道としてはメインで利用されています。しかし、今でも日野橋は交通量が多く、橋が通行止めになった際の影響はとても大きいです。
また、今まで何十年もの間、橋が壊れることがなかったのに対して、今回の台風19号で橋がこんな状態になってしまうというのは、とても信じられません。いかに凄まじい量の水が多摩川を流れて行ったのかと考えると怖くなります。
橋の復旧には相当の期間がかかるものと思われます。今後の発表が気になります。
【2024年9月13日追記】
台風19号の影響で破損した日野橋の復旧工事が完了し、2020年5月12日10時に交通開放されました。2019年10月13日から続いていた通行止めは約7か月ぶりで解除されました。
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