最近、土日祝日も開院している医者が増えてきました。10年ほど前までは休日診療を実施している市の指定医療機関へ行かなければいけなかったのに、近所に簡単に行くことができる医者があるのはとても便利です。こちらのお医者さん、開院したばかりの頃は、土日祝日でも突然行けば診てくれたのですが、最近では人気が出ていて混雑しているため、事前に予約をとっていない客は受け付けてくれないようになってしまいました。やはり、夫婦共働きも増えてきて、土日祝日に病院へ行きたい患者さんが増えているのだと思います。
そんなお医者さんに予約をしたうえで、3連休の初日の土曜日に行ってきました。この日は台風19号が夜にも関東直撃かという日で朝から風雨が強くなっていました。診察を終えて、最後に精算をすると薬の処方箋を受け取りました。今まで意識したことが無かったのですが、処方箋は4日間しか有効期間が無いそうです。土曜日に貰った処方箋であった場合は火曜日迄ということになります。
しかもこの日は3連休初日ということで、月曜日までは休んでいる調剤薬局も多いです。医者は土日祝日でも開いているのに調剤薬局は対応していない場合が多いのは厳しいところです。最近、調剤薬局も併設したドラッグストアも増えてきているので、ここならば土日祝日でも開いているだろうと調べてみると、日曜日祝日は調剤薬局のみ休んでいるところが多かったです。
そこで台風が過ぎ去ったあとの日曜日に吉祥寺駅周辺に行ってみました。この周辺であれば土日祝日に開院しているお医者さんも多いので、開いている調剤薬局も当然あるだろうと考えました。さらに調べてみると、吉祥寺駅北口、ダイヤ街に面しているコスモビルの二階に土日祝日も開いている調剤薬局があることが判り、無事に薬を買うことができました。
こんなことをしていたら、医薬分業は何のために行われているのか訳が分からなくなってきました。昔のようにお医者さんの窓口で精算時に薬も一緒に処方してくれれば、こんなに調剤薬局を探す必要もありません。患者にとっては、医薬はセットになってくれていたほうが便利でs。
医師による薬の過剰投与を防ぐために医薬分業が進められてきましたが、本当に効果のある施策なのでしょうか。薬の処方が適正か否かはレセプトが回されて審査報酬支払基金などの第三者機関でも行われています。こちらでのチェックを強化すれば良いのではないかと思います。わざわざ、医者と薬局を物理的に別の場所に作り、それぞれがスタッフを抱えている現状の姿は、どう考えても無駄が多いと思います。
健保連の指摘によれば、花粉症の患者が14日分の内服薬などを処方された場合、院内処方は1500円であるのに対して、院外処方は3250円になると産経新聞であ伝えています。これだけのコストが消費者の負担に直結しているのは許せません。もう少し患者にとって金銭的にも体力面でも優しい仕組みにしてほしいです。
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