楽天ペイメントが提供しているキャッシュレス決済サービスの楽天ペイですが、10月2日にトラブルが発生していたことが日経Xtechで報じられていました。トラブルの内容は店舗での支払いをするときに、同じ商品・金額が複数回決済されてしまうという事象です。10月2日の午後12時6分から12時27分まで決済しにくい状況が続き、ここで複数回の決済が行われました。
原因が調査中なのにサービスは復旧済み?
楽天では「サービスは復旧済みでそれ以降は発生していない」と広報が回答しています。また、原因は「調査中」と回答しています。原因が調査中であるにも関わらず、サービスが復旧していると何故回答できるのか不思議な会社だと思います。原因が判らない限りは本質的な問題は解消されておらず、また再発する可能性があります。楽天の回答は熱が出たから熱さましを飲んだというレベルにも聞こえます。
不正決済の取り消し
「複数回の決済が行われた事象に対しては取り消し作業を実施するとともに取り消したことをお知らせする予定」とされていますが、最近の電子マネーのトラブルを見ていると今回の二重決済のように致命的な問題も多く、正しく決済が行われたのか否か大きな不安が残ります。
各社が電子マネーの導入を急いだあまり、幹のルートの作りこみは行われているものの、システムの動作が不安定になった場合などの異常系のルートについては、作りこみが弱い部分が露呈していると思います。電子マネーを提供している各社は更なる品質の強化に向けた対応が必要であることは間違えありません。
消費者としても各社のサービスが安定するまでは決済金額を明細で確認する等の自衛策が必要です。
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