今までゴルフでラウンドする際、グリーンまでの距離計測にはGPS方式のものを使っていました。
GPS方式の距離計
GPS方式は機器の内部にコースレイアウトが入っており、現在地のGPS情報をもとにしてグリーンセンターまでの距離を計測してくれます。キャディがついているときには残り距離を教えてくれますが、安価にセルフで回っている際には、ヤード杭などを頼りに残り距離を自分で判断しなければいけませんが、GPS方式の距離計を持つだけでも大変に頼りになります。
GPS方式の弱点は打ち上げや打ち下ろしのホールでの距離計測ができない点です。ピンまでの水平面で測定した距離しか出ませんので、高さ分を自分で補正して考えなければいけません。
また、グリーンセンターまでの距離しかわかりませんので、ピンまでの距離はこれも今日のピン位置をもとに自分で補正しなければいけません。
初心者のうちはグリーンのセンターに載せられれば御の字なのでGPS方式で十分ですが、徐々に物足りなくなることがあります。
レーザー方式の距離計
そんなGPS方式の弱点を補ってくれるのが、レーザー方式の距離計です。ピンのフラッグなどに焦点を合わせればそこまでの直線距離を測ってくれます。また、水平面とレーザー光の向きの角度を計測してくれて、弾道の誤差を補正してくれる機能が付いている機種もあります。
レーザー距離計は日本の光学機器メーカーが出しているものと、アイリスオーヤマなどOEM商品を売っている会社、そして中国などの海外メーカーの商品があります。
やはり補償や信頼性のことを考えると、日本の光学機器メーカーのものを買いたいところですが、値段が高いので少し躊躇していました。今回は楽天のポイントを使いたかったので、その範囲で購入できる1万円程度の商品でトライしたいと思っています。
SUAOKIのレーザー距離計
楽天市場で売上ランキング上位の上品を探している中で見つけたのが、SUAOKIという会社のレーザー距離計です。
光学6倍レンズで目標物に焦点を合わせて距離を計測する形になります。高額な機種の中には手ぶれ補正機能が付いているものもありますがこの機種にはありません。遠くのものに焦点が合わせやすいかどうかが一つの評価のポイントになります。
距離は600メートル先まで測定することができます。ゴルフの場合はどんなに飛ばす人でもそんなには飛ばないので十分な測定距離かと思います。ティーグラウンドから二打目、三打目の位置を確認するとしても十分な距離でしょう。
ヤードにも対応
日本語版の説明書を読むと「メートル」にしか対応していないと書いてあるのですが、届いた商品でMボタンを長押しするとヤード表示に変更することができました。日本ではSI単位系か使われているので、公式にヤードに対応しているとは書きにくいのでしょうか。同じマニュアルで英語版のページを読むとヤードに対応していることが明記されています。
覗き窓から見ると下記のインジケーターが見えます。真ん中の十字のところでターゲットに焦点を合わせ計測すれば、上に測定距離が表示されます。
下の写真には緑色っぽい本体が写っていますが、この色が楽天市場のお店では売り切れていましたので、グレー色の商品を購入しました。
商品が到着したので使ってみました。覗き窓からターゲットに焦点を合わせてボタンを押すと瞬時にして測定は終わり、ヤードが表示されました。近くの壁など3メートルほどの距離では測定ができません。ある程度、離れたところで試してみてください。
正直、機能としては十分です。
ケース
ケースは付いているのですが、ラウンド向けではありません。ベルトに通して固定することができませんので、どこかに置き忘れてしまいそうです。
調べてみると、こちらのハクバの製品がちょうど良いと書いてある商品レビューがありました。
ただ、値段が1000円近くするので、試しに100円ショップのWattsに行ってみると、電荷小物を売っているコーナーにカメラケースが置いてあり、ぴったりサイズのものを見つけることができました。
ベルトに固定することもできます。念のため、ケースとレーザー距離計本体は長めのストラップで繋げて、どこかに落とすことがないようにしておきました。
計測モード
以下の計測モードがあります。モードの切り替えは、「M」と書かれたボタンを短く押すと変わります。
◆ゴルフ弾道補正モード:
対象物までの直線距離だけでなく、測定位置からピンまでの高低差を考慮した打つべき距離の目安も表示できます。直線距離、弾道距離、角度を測定。
◆ゴルフ弾道(スキャン)モード:
フラッグロック機能とも言います。このモードで、ピンフラッグ表示が出て奥の林と間違えることなく、ピンフラッグまでの距離を確実に測定できます。
距離、高さ、角度モード:直線距離、高さ、角度を測定。
2ポイント高低差測定モード:2ポイントまでの距離、垂直高低差を測定
速度測定モード:速度測定
◆6倍光学ズームレンズ
レンズには6倍のズームが搭載されています。200ヤード先にあるピンも鮮明に見えました。
ラウンド時の感想
実際にラウンドした際に利用してみました。パワーボタンを一回押して目標物に焦点を合わせて、再度、パワーボタンを押すと距離を計測してくれます。
慣れないうちは手振れの影響で奥にある木などに焦点が合ってしまい、明らかに大きなヤードが表示されることもありましたか、何度か計測を繰り返すうちにコツがわかってきました。
慣れればすぐに計測ができるようになりますので、特に手ぶれ補正機能などが付いていなくても大丈夫でした。
正確な距離が判っても、うまく距離を打ち分けるほどの技術は持っていないのですが、バンカーは確実に避けたい等、リスク回避のためには十分に活用できます。
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