20%還元キャンペーンのときに貰ったNTTドコモの期間・用途限定dポイントが、まもなく有効期限を迎えます。そこで、EPSONのM-TRACERというゴルフのスイングを解析できるセンサーにポイントを交換しました。
M-TRACERにはパターによるパッティングの分析機能が付いているタイプと付いていないタイプがあるのですが、ポイントの範囲内で購入できるパッティング解析機能なしの廉価版を入手することにしました。
実は廉価版の方を購入しても、後からオプションのソフトウェアとアダプタを購入すればパッティング解析ができるようになります。
PREMOAで購入
今回、入手したショップはPREMOAというネット通販でdポイントを利用できるショップです。Amazonでもd払いは利用できるのですが、NTTドコモの携帯電話契約をしている人しか使うことができないので、PREMOAを選択しました。実はPREMOAには更にお得になる使い方があり、楽天Rebatesというというサイト(アプリ)を経由して購入することで買い物金額の1.5%(時期によって多少の変動がある)の楽天スーパーポイントを貰うことができます。今回はもちろん楽天Rebatesを経由して購入しました。
商品到着
先日、商品が到着しました。まずは説明書を読んでみると、一つだけ残念な部分がありました。実際に硬いボールを打たないとスイング解析ができません。ボールに当たった時の振動を拾って打点の情報を得ているようです。できれば、打点の情報なしでスイングの分析だけは素振りでも対応してもらえると、室内でスイング練習用のクラブで計測できるようになるのでうれしいです。
マニュアルを読んでいたのはもはや、ゴルフ練習場が開いているような時間帯ではないかったので、後日、練習場に行って実際に使ってみました。
使ってみて
驚くほど多くの情報を取ることができるので、驚いてしまいました。また、スイングの状況を定性的に分析した文章まで提示してくれます。さらには、その弱みを解決する練習ドリルの方法まで提示してくれるので、これはみっちりと練習することができます。
今までは、例えばアイアンの調子が悪いときには、試行錯誤をしながら、うまくボールが飛んでいく方法を模索していました。しかし、この試行錯誤が逆に悪い癖を身に付かせてしまう結果になることもあります。±0の定石に沿ったスイングをしなければいけないのに、-1を補うために+1の動作を足してしまうことで徐々にスイングが崩れます。
この装置のように客観的に数値で見せてくれると、どこが悪いのかがはっきりとわかるので、練習ポイントが明確になります。-1に+1を補うのではなくて、本来の±0に誘導してくれるようなイメージです。
また、スイングごとに100点満点で何点だったかを表示してくれます。一目で良かったのか悪かったのかが判ります。数字以外に、軌道が「アウトサイドイン」だったのか、「インサイドイン」だったのか、ダウンブローだったのか、レベルフローだったのかといったことも教えてくれました。
素振りでも利用する方法
ゴルフ練習場で素振りでも計測する方法が判りました。ドライバーやアイアンでショットする際にゴムティに少しだけ強めにインパクトすると、そこを打点だと理解して計測してくれます。
これにヒントを得て自宅でダイヤスイング525に取り付けて素振りをしてみました。このスイング練習クラブはスイングスピードが落ちたところで「カチッ」という音が出るのですが、このときの振動を打点と理解し計測してくれないかと思ったためです。しかし、残念ながらダイヤスイング525では計測することができませんでした。
天井が普通の高さのスイング練習クラブでスイング軌道を計測することは難しいかもしれません。天井が高くて9番アイアン程度が振ることが出来れば、ダミーの球がクルッと回転する練習機で計測することができるかもしれませんが、こちらは試していません。
測定できること
- ヘッドスピード
- グリップスピード
- フェース角
- クラブパス
- アタック角
- ナチュラルアンコック
- ナチュラルリリースタイミング
- リズム
- Vゾーンハーフウェイバック
- Vゾーンハーフウェイダウン
- ハンドアップ
- 回転ハーフウェイバック
- 回転トップ
- スイング軌道
- 推定飛距離
スイング診断
スイング診断の機能はドライバーとアイアンでしか利用することができませんでした。もしかすると、今後の機能追加でウッドやユーティリティ、ウェッジでも診断が出来る日が来るかもしれません。スイングの軌道に関してはウッドやユーティリティ、ウェッジであっても測定することができます。
WEBとの連動
スマホやタブレットなどで計測したスイングデータは、EPSONのセンターに送って蓄積することができます。この蓄積されたデーは、「M-TRACER View For Golf」というサイトで見ることができます。スマホやタブレットのアプリで見られる情報と同程度の情報を確認できますので、大きな画面で確認したいときにはPCを使う方法をお勧めします。
WEBだけで出来ることは、一連のスイングの時系列の傾向を知るような分析を実施できます。長期的に蓄積したデータを使ってスイングがどう改善してきたかという傾向を改めて確認できるのは面白いと思います。同様にどの程度のスイングの練習をしたかということ自体が蓄積されますので、練習量と改善がどのように結びつているかも判り、練習することの大切さを感じ取ることができるかもしれません。
パッティング解析オプションの導入
パター練習については自宅でパターマットを使った練習をするときに解析をすることができます。そこで、パッティング解析オプションを導入することにしました。iPhoneおよびiPadで利用したかったので、AppStoreにてEPSONのパター解析用のアプリを見つけてインストールしました。インストールそのものにはお金は必要ありません。
また、パターにセンサーを付けるためのアダプターを購入しました。
1000円程度です。通販で購入すると別途で500円程度の送料がかかってしまいます。
Amazonも値段が高かったので、何か良い方法が無いか探してみたところ、ヨドバシ.comが送料無料、850円という価格で販売していたので、こちらで購入しました。
ヨドバシは配送も早く、夜に注文したあと翌日午後に出荷のお知らせ、その日の夕方には手元に商品が届いてしまいました。送料無料でここまでのサービスができるのは凄いことだと思います。
パターにセンサーを取り付けて、iPhoneまたはiPadとBluetoothで接続し、パッティングの解析をしようとすると、ここで有料オプション購入の画面が出てきました。別途で5000円の支払いが必要です。今までiTunesカードの増量キャンペーンなどのときに貯めていた分があったので、これを使って購入しました。
計測結果
ドライバーはインサイドインでフェイスもスクエアに打球を打てているのですが、アイアンはアウトサイドイン、フェイス面がオープンに打球を打っていることがわかりました。
動画も合わせて確認すると、打つタイミングで右肩が開きすぎていることが原因のように見えます。したがって、アドレス時に右肩を後ろに引いて突っ込んだ形でアドレスしないようにして、またダウンスイングで右肩が開かないように我慢して打つ、さらにアドレス時から右膝を伸ばしすぎずに力を抜いてスイング するとインサイドインの表示に変わりました。
充電時間と使える時間
公称値は充電時間は二時間、使える時間は4時間となっています。満充電にして使ってみると、1時間ほど使ったところで、3つある充電表示のうち二つのランプが消えて残りが一つになってしまいます。本当であれば2時間くらいは残り二つのままで使えても良さそうなところです。本当に充電が無くなるまで続けて使ったことはありませんので、本当に4時間使えるのかどうか、今度は確認してみたいと思います。
キャリブレーションの誤り
アイアンで計測する前にアドレス姿勢で静止することでキャリブレーションを行いますが、ここで間違っていることに気が付きました。いつもハンドファーストにアドレスしていたのですが、キャリブレーション時には正しくターゲット方向を認識するために地面とクラブの角度は直角、スクエアに構えないといけないそうです。ここでハンドファーストにに構えると、測定結果に大きく影響することがYouTubeのビデオで指摘されていました。
私の場合、ドライバーはインサイドイン、アイアンはアウトサイドインになっていたのですが、アドレス時にハンドファーストに構えていたことで結果に影響を与えているかもしれません。次にゴルフ練習場に行く際には気をつけてアドレスしてみます。
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練習場でアイアンの時もハンドファーストにならないようにアドレスしてみました。すると、インサイドインと判定される確率が増えました。レッスンプロからも少しアドレス時のハンドファーストが強すぎるという指摘を受けることがあるので気をつけたいと思います。
アダプタが飛んでいく
練習場でいつものようにM-TRACERを使って練習をしていると、アダプタが外れて飛んでいってしまいました。グリップからヘッド側に滑ってしまって外れたようです。
本体の方はクラブにワッカをはめていたので、クラブのフェースの部分で止まってくれていました。ゴルフ練習場の人に頼んで、閉場した後に拾っておいてもらうようにお願いしておきました。
グリップが磨耗していると細くなっていて外れてしまうこともあるようです。対策を考えておきたいと思います。
回転
M-TRACERに回転という測定項目があります。最初は身体の回転を指しているのかと思ったのですが、実はシャフト軸の回転角を測定しているのだそうです。
本来は50度以下程度に収めたいところなのですが、私の場合はトップで最大80度弱の回転があります。これではダウンスイングでフェースがスクエアに戻りきらずに、球が右方向に飛んでいってしまうことが多々あるとのこと、まさしく覚えがあります。
最近はフェースの開閉をできるだけ抑えたシャットなスイングが流行しているということですが、私自身もよく勉強して練習しないといけません。
【2020/01/03追記】
最近、こちらの商品を購入しました。
サンドウェッジなどを短めに持って、部屋の中の広いところでハーフショット程度でこれで実際にボールを打つとM-TRACERでは実際にスイング軌道を測ってくれます。
YouTubeで「回転」を抑えるためにはどうすれば良いかを見てみると、バックスイング ではクラブを少し外側に引いて、トップで八の字を描くように内側からフォロースイングをすると良いということを知り、部屋の中であれこれ何回も確かめてみました。
手首を掌屈しながらこの動作をすると確かに回転を抑えられます。三觜さんのYouTubeを見ていると、掌屈しながらハンドファーストで打てば、よく捕まった球が打てるようになるとのこと、今度はゴルフ練習場で確かめてみたいと思います。
【2020/07/27追記】
7月1日にメールがエプソンから飛んできました。現在のM-Tracerを発売終了して、グリップエンドに付けるタイプのセンサーを9月に発売することになったそうです。これに伴い、現在、M-Tracerを利用している人には新製品を半額で販売することを案内したメールでした。どんな製品になるのか全く分かりませんが申し込んでおきました。エムトレGOLFという名前に変わるそうです。また月極で追加料金を払うと付加機能も使えるようになるそうです。
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