スマホ本体と回線料金のセット割からインターネットサービスのセット割に

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今まではスマホの本体と回線料金がセットになっておいて、お得感を演出していた各携帯電話キャリア各社ですが、総務省からの指導によりスマホ本体の料金と回線料金が分離されるようになってきました。しかし、分離してしまうと各社の間で「金額」以外に差別化する要素が無くなってしまうこと、および格安SIMとの間で料金の差が歴然としてしまうことから、各社とも魅力度をアップするために色々な知恵を絞っています。

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NTTドコモはAmazonプライム

その中でも新しい流れになっているのが、回線契約をすると魅力的なインターネットサービスが付いてくるという販売手法です。最近では、NTTドコモが新しい料金プランである「ギガホ」の契約をすると、「Amazonプライム」が1年間無料で利用できるというサービスを始めました。Amazonプライムは通常に契約すれば1年間で4900円かかるサービスです。Amazonプライムに入ると急いで配達してもらえるサービスが無料で利用できたり、映画やドラマなどを見られるプライムビデオが使えたり、たくさんの音楽が聴き放題になるアマゾンミュージックが使えたりと、たとえ4900円払ったとしても大変にお得なサービスです。これが1年間無料で利用できるというのは魅力的なプランです。

今回のサービスはAmazonからNTTドコモへの提案により始まったという報道もありました。AmazonとしてはNTTドコモの利用者が1年間のプライム体験をして良さを実感してもらえれば、2年目以降も契約を継続してもらうことができて利用者増につなげることができるというメリットがあるのでしょう。

auはNetfilix

auについては、動画配信サービス大手のNetflix社のサービスがお得に利用できる料金プランを提供しています。また、4Gに対応したスマホを利用していると、Apple社のApple Musicに6ヶ月間無料で利用できるキャンペーンを実施しています。

ソフトバンクはYahoo!プレミアム

ソフトバンクについてはグループのYahoo!プレミアムを無料で利用することができます。Yahoo!ショッピングなどでポイントを多くもらえたり、雑誌やコミックの読み放題サービスが利用できたりします。

楽天モバイルがMNOの有料プランを開始すると

現在、楽天モバイルは自社がキャリアとなるMNOサービスは無料サポータープランとして人数限定、地域限定で展開しています。しかし、基地局の工事が進んで、ローミングをしているKDDIへの依存率を減らす目途が付けることと、自社設備の耐久性について検証が済めば、年度内には有料プランに関して発表があるはずです。

楽天モバイルでは間違えなく楽天グループが運営する各種サービスがお得に利用できるようなサービスプランを発表することになりますし、また各社に対して価格でも魅力を付けてくると思います。

この楽天モバイルが有料プランを提供し始めると、各社もプランの大幅な変更を余儀なくされるかもしれません。楽天がどんなプランを提供するのか気になるところです。

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