@niftyの解約(事業者変更)がとても大変

当サイトの記事には広告が含まれます

パソコン通信の時代から今まで25年ほど利用してきた@niftyから楽天ひかりに常時接続回線を移すことができる期間に到来しました。

@niftyの光コラボ、nifty光では2〜3年間の縛り期間があり、契約が切れるわずか1ヶ月の間以外で解約すると高額な違約金が発生します。

以前、携帯電話の契約で行われていた方式ですが、さすがに消費者保護の観点から総務省が指導に乗り出して、携帯電話では高額な違約金が発生する契約は見直されてきています。

しかし、ブロードバンド回線ではこのような悪しき慣習が各社でいまだに実施されています。総務省が改善に向けて指導するのは次はブロードバンド回線業者になるはずです。

スポンサーリンク

@ニフティのカスタマーサービスデスクに連絡

そんな違約金が発生しない期間に突入したため、niftyのカスタマーセンターに電話をして、@niftyのIDは残したままでブロードバンド回線は楽天ひかりに移りたい旨を話しました。

@niftyのIDを残して基本プランにしておけば月額250円でメールのアドレスはそのまま使えます。このメールアドレスは色々なところで利用しているので、少し時間をかけてメールアドレスを変更する必要があります。その期間だけ基本プランの契約を続けます。

この電話は会員専用のサポートダイヤルであるにもかかわらず、携帯電話からだと20秒10円という高額な料金がかかります。

電話をすると長々とした説明の質問にボタンで答えて行き、オペレーターがつながる前に10分ほどの待ち時間がありました。

当然、この時間にも回線料金がかかっています。カスタマーサポートのオペレータ不足で待たされているのに消費者側が電話代を払うのは少し納得がいかないところもあります。(申し込みに関する問い合わせ番号に電話をするとすぐにオペレータにつながるので、解約の窓口は需要に対してオペレーターの数が少ないのかもしれません)

消費者庁は各プロバイダーの解約申し込み電話に定期的に電話して、常識的な時間内にオペレーターに繋がるかどうかを監査すると良いのではないかとも思いました。

オペレータへの接続

電話がオペレータにつながった際、

  • ブロードバンド回線を解約したい
  • 楽天ひかりに移りたい
  • ひかり電話はそのまま引き継ぎたい
  • niftyのIDは残したい
  • 5つの子IDは削除して構わない

という説明をしました。何やら記録を確認しているようで、そのたびに電話が保留になり、それぞれで1分ほど待たされます。

最後に「解約希望日を教えてください」とオペレータから告げられました。ここで、おかしなことになっていることに気が付きました。

携帯電話のキャリアを変更するときにMNP予約番号が発行されるのと同様に、事業者変更許諾番号なるものが発行されて、新たな事業者に接続し直せばniftyは解約される仕組みになっているはずです。

そこで、オペレータに「何か番号のようなものが発行されるのではないですか?」と聞くと、少しトンチンカンなやり取りの後、「もしかすると事業者変更の手続きでしょうか?」ということになりました。

事業者変更の手続きは別の番号へかけ直し

そして、「事業者変更の手続きはこの番号ではできなくて、平日にしか開いていない電話番号に、電話をかけ直してくれ」とオペレータから告げられました。

ここまでで20分ほどの時間と電話代の浪費です。

niftyは富士通系列の会社でしたが、今となっては家電量販店のノジマ系列の会社となってしまいました。昔カスタマーセンターを利用したときには非常に親切丁寧な対応だったので、長年利用してきた愛着のある会社でしたが、どうも今では変わってしまったようです。

【追記】

事業者変更の手続き

カスタマーサポートから教えてもらったniftyの事業者変更の窓口に電話をしました。電話番号は「03-6625-3265」です。

平日の午前10時から午後5時までの受付しかしていません。平日の午後1時半ごろに電話をしてみました。最初の1分間は「手元に@nifty IDを準備しておくように」自動案内です。

それからは約15分間にわたってオペレーター待ちの保留音状態が続きました。なかかオペレータが出てこないです。電話の数に対して十分なオペレーターが準備できていないのでしょう。

オペレータが電話が出た後も、本人確認や契約内容の確認などで非常に手続きに時間がかかります。

さらには、事業者変更に関わる注意事項も何かのマニュアルをそのまま棒読みしながらこちらに伝えてきます。これまも非常に数が多いので聞いている方も訳が分からなくなります。

確認事項は別途、確認専用のURLでも送付して、WEB上で確認すれば十分なのではないかと思います。

また、@niftyのIDだけを残すときも、単に事業者変更をしただけでは、月額2000円のダイヤルアップの無制限コースというものに自動的に切り替わるのだそうです。オペレータさんが悪いわけではありませんが、「はぁ?!」という感じです。

ブロードバンド回線を他の事業者に乗り換えた後、niftyで無制限のダイヤルアップサービスを利用する人がいるのでしょうか?

無制限のダイヤルアップサービスを解除するためには、また自分で「@nifty基本料金(250円)」に変更する手続きが必要です。どれだけ手続きを面倒にして、自社の売上確保をしたいのでしょうか。信じられません。

入会手続きと解約手続きの差

改めて@nifty光の入会手続きを確認してみました。こちらは、「0120-50-2210」と無料の電話になっています。逆に既に会員になっている人が解約をするための電話窓口は有料の電話です。

「行きはよいよい 帰りはこわい」の童歌同様に、@niftyの解約にあたっては、とても嫌な感じがしました。

コンサルティング電話

事業者変更の申込みを行った翌日に、0120の電話番号からコンサルティングの電話がかかってきました。正直、何がコンサルティングなのか、さっぱりわかりましんでした。言っていることは前日の申し込み時に聞いた内容と同じです。

また、「開通のときにお知らせしたCOPで始まるお客様IDを準備してくれ」と言われたので、「もしも開通時の書類を失くしてしまっていたら、WEBで確認できるのか?」と聞いたところ、「そのような話は聞いていない」と回答できない状態でした。「カスタマーサポートセンターに電話してくれ」の一点張りです。また、有料の通話料を払って、オペレータが出るまでにあれほどの時間がかかるかと思うと、うんざりします。

あえて手続きを面倒にして、解約されないようにしているとしか思えません。

(ちなみにniftyの公式サイトの会員サポートを確認しても、お客様IDは分かりませんでした)

また、コンサルティング電話と同時に事業所変更の手続きをして、番号も取得できたと言っているのですが、その番号は電話で伝えることはできず、別途、niftyのアドレスまでメールで数日内に送ると言っています。郵送ならばともかく、メールで送るのであれば、その場ですぐに送るのが当然でしょう。

番号の発行からの有効期限は14日間しかありません。その中の数日をniftyが食いつぶす形になります。やはり、niftyは事業者変更をしにくくしているとしか思えません。

結局、NTT東日本の場合は楽天ひかりに申し込む際に、お客様IDの記入は省略しても申し込むことができました。NTT西日本の場合は記入必須となっていました。

NTT東日本に電話

フレッツTVや「ひかり電話」といったNTT東日本と直接契約しているものについて、情報を楽天ひかりに開示してよいか否かの確認を受けるために、NTT東日本に電話しました。

0120-112-335

という番号です。こちらは直ぐにオペレータにつながりましたし、説明を聞いて承諾するだけでしたので、対応は迅速に終わりました。

試しにこのオペレータに対して、COPで始まる開通時にもらったお客様IDは判るかと聞いてみたところ、分からないとのことです。

IIJmioから楽天モバイルへの乗り換え

@niftyのメチャクチャに面倒な事業者変更を実施しているのと並行して、格安SIMをIIJmioから楽天モバイルへMNPする手続きをしました。

IIJmioは本当に素晴らしいです。オペレータに電話することなく、WEBだけでMNPの番号を発行することができました。当然、重要事項の説明はWEB上にあるのですが、一つ一つを確認してチェックマークを入れていくことで手続きが完了します。

niftyもIIJmioを見習って欲しいです。これで、楽天経済圏の中でモバイルとブロードバンド回線を利用できる目処が立ってきました。

楽天ひかりに申し込み

発行された事業者変更許諾番号を使って楽天ひかりに申し込み手続きを行いました。こちらのオペレーターの対応はハキハキとしていて実に気持ちの良い対応でした。

やがて切り替えのお知らせの封筒が届き、工事日も決定しました。特に宅内工事はありませんでしたので、自分で無線LANルーターの設定を変更し楽天ひかりに接続をしました。価格はかなり安いのに回線そのものの品質は全く変わらず通信ができました。通信速度も申し分ありません。

結局、月初に@NIFTYに連絡して事業者変更の手続きを始めたにもかかわらず、工事が終わったのはその月の月末になってしまいました。

@niftyのカスタマーサポートに電話

工事が終わった翌日に、事前に指示されたように@niftyのカスタマサポートに電話をしました。ダイヤルアップの常時接続プランを基本コースに切り替えたいと伝えたところ、工事は終わったものまだ解除できていないので、「切り替えの予約ということで承りました」という形になりました。

その翌日になり、@niftyから「解除完了」のメールが来て、@niftyの公式サイトから契約情報を確認すると、常時接続プランのままで変更されていません。WEBから基本プランに変更しようとしても、「ファミリープランの契約があるので変更できない」という形でエラーになります。どうにもならないので翌月まで待ってみました。

翌月1日に今一度公式サイトで契約情報を確認すると相変わらず「常時接続プラン」になっていたので、改めて基本プランに変更すると問題なく変更することができました。

後はニフティのメールアドレスがなくなっても大丈夫なように必要な対応して、すべてのニフティの契約を解約したいと思います。

IPv6接続オプション

ずいぶん期間が経ってから「IPv6接続オプション」解除の通知というメールが来ました。ただ、面倒なことにNTT東日本への「フレッツ・v6オプション」の解除の通知が自分で実施するように書いてありました。申し込み時にはニフティにしか申し込んでいないと思うのですが、解除についてはニフティとNTT東日本をバラバラに実施しなければいけないようです。

ただ、楽天ひかりでもタイプSであればIPv6に対応しているようです。本当にNTT東日本側を解除して良いのか否か分からないのでもう少し調べてみたいと思います。

コメント

  1. 橋本三十郎 より:

    この記事を見させて頂いて、愕然としました。ありがとうございます。自分の知識不足は承知しておりますが、仕組みを知らずいつからか無制限コースの月額2000円+365サポートなどがついてほぼ3000円、何年も前から毎月支払っていたことに気づきました。本来は200円で済んでいるはずだったようです。何故、最適な利用方法をお知らせしてくれないのかと腹が立ちますが、自己責任になるのでしょうね…。解約を考えていますが、記事からそれも難しそうですね。ほぼ20年信頼していたnifty、本当にがっかりで訴えたい気持ちです。
    記事、参考になりました。ありがとうございました。