徐々に感染が広がる新型コロナウイルスと厚労省等の対応

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 新型コロナウイルスの報道が毎日のようにされています。日本では横浜に停泊中のクルーズ客船、ダイヤモンドプリンセス号における感染者の数が最も多く、あとはタクシー運転手のみなさんが集まった屋形船での新年会や武漢などから帰国された方、感染者と接触され方などで感染が見つかっています。

 しかし、ここ1週間ほどで状況が少し違ってきました。誰から感染したのかを追うことができない感染者が見つかるようになっています。

 また、ダイヤモンドプリンセス号についても、各個室の中で2週間にわたって乗船客が隔離されれば、その後は下船できるとしていましたが、昨日の時点でも70人もの新たな患者が見つかっている状況から考えると、2月19日の一斉下船は難しいようにも思います。すでに2週間近く前から個室に待機してもらうようにしていたにもかかわらず、なぜ、新型コロナウイルスに罹患した患者が次々に見つかるのか、そのメカニズムについては今ひとつよく分かりません。

 この状況が拡大すると封じ込めることは難しい状況になり、高齢者や持病を持っている方などの感染により重症化してしまう人をいかに感染させないようにするかに対策が移っていくとテレビ番組で説明されていました。

 菅官房長官は今週あたりからはマスクが増産されることでマスクの在庫が増えて入手が行いやすくなると発表していましたが、今のところはその効果も現れていないように見えます。

 政府は出来るだけ対策を前倒しに実施しようと努力していることは分かるのですが、今回はウイルスの脅威の方が勝っていて、政府の対策が後手に回っているように見えてしまっているのはとても残念なことだと思います。ただ、中国については今回の日本よりも圧倒的に早く蔓延して行ったように見えるので、政府の努力は無駄ではなかったのではないかと思います。

 今回の新型コロナウイルスについて、今後、どのような形で拡大、収束していくのか、まだ現時点では見通すことができません。ワクチンなどの開発はとても時間がかかるので人間の力で抵抗するのは難しいのではないかと思います。

 体の抵抗力が落ちている方は人混みには連れて行かない、個人個人は手洗いうがいを励行する、無闇に手で口の周りや粘膜の周りは触らないといった基本的な行動の注意を当面は続けるしか無さそうです。

 また、窓口への相談タイミングも2月17日に厚労大臣から公表がありました。一般の人は「風邪の症状や37度5分以上の発熱が4日以上続く人、強いだるさや息苦しさがある人は、全国の都道府県にある「帰国者・接触者相談センター」に相談するように呼びかけました。

 さらに高齢者や糖尿病、心不全、呼吸器疾患の持病がある人、免疫抑制剤や抗癌剤などの投与を受けている人、妊婦は感染すると重症化しやすいため、こうした状態が2日以上続く場合は相談するように呼びかけることとなりました。

 感染拡大を少しでも防ぐため、発熱など風邪の症状が見られる場合は学校や会社を休み外出を控えること、毎日体温を測定して記録することを呼びかけています。まずはこれらの厚労省が発表した目安を基準に行動することが大切だと思います。

【2020/04/15追記】

 4月に入ると国による緊急事態宣言も行われて、より状況的には厳しい局面を迎えました。テレワーク等により人との接触を7割以上削減することが要請されています。

 朝の通勤電車も普段の三分の一ほどの混雑になりました。総武中央線では座席に空席がいくつもあります。かなり、外出禁止要請は効力が出ているように見えます

 ただ、週末は吉祥寺のサンロード商店街などは、人出が多くて三密の状態になってしまっていたという報道もありました。やはり、住宅地が近いので、ちょっと散歩でという気持ちで出かける人が多かったのでしょう。たとえ散歩でも繁華街は避けたほうが良いです。

【2021/04/30追記】

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豪華クルーズ船「飛鳥2」で新型コロナウイルス陽性者発生

 

2020年にダイヤモンドプリンセス号であれだけ多くの感染者を出して大きな影響があったのに、また1年経ったら今度は飛鳥2というクルーズ船で新型コロナウイルスの陽性者が出てしまいました。


https://www.painfo.net/archives/2021/04/post-29503.html


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