従来からプラスチック製のクレジットカードを発行してきたクレジットカード会社が、カードレスの方向に動くことが日本経済新聞で報じられていました。セゾン系のクレジットカード会社、クレディセゾンが今年(2020年)の秋にも原則としてプラスチック製のカードは発行せず、スマートフォンで決済できるサービスを始めるとのことです。東京三菱UFJ銀行が紙の通帳をなくしたお客さんに1000円を進呈するという報道もかなり刺激的でしたが、今回のカードの発行を原則やめるという報道も刺激的です。
実はクレディセゾンでは2019年11月から既にプラスチックカードの受け取りを待たずにすぐに利用したいという顧客に向けて、セゾンカードレス決済というサービスを提供していたのだそうです。ただ、現時点では提携先アプリと連携した提携先店舗での即時利用サービスという形の提供でしたが、今後はスマホ上でバーチャルなクレジットカードを発行することで利用先ですぐに利用できる方式に進化させていくとのことです。現時点では対応する国際ブランドはマスターカード、JCB、アメリカンエキスプレスの3つで、VISAについては検討調整中とされていました。VISA自身でもカードレス決済の標準化に向けた動きがあるのかもしれません。
スマホアプリ上ではバーチャルコードを発行したあと、顧客の要望に応じてクレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードなどの情報を表示しない、新たなプラスチックカードの発行も検討しています。
考えてみれば券面に決済の要となるカード番号や氏名などが書かれているプラスチックのクレジットカードを令和になった今でも利用しているというのは、セキュリティの面から考えると時代遅れであることは間違えないのですが、とうとうそのカードも無くなると思うと、考えさせられるところもあります。
スマートフォンには専用のアプリをインストールして、全国に200万台あるJCBのクイックペイとNTTドコモのIDの端末で利用できるようにするとのことです。ただ、クレジットカードの加盟店数の総計は1444万店という数値が経済産業省のレポートにありました。クイックペイやIDはFericaを用いた非接触決済で端末の設置コストもかかるため、合計200万台とはいえ、さほど普及しているとは言えません。今のプラスチック製のカードの代替となるほど普及していないと思います。本当なのかな?と思いセゾンの公式ニュースリリースをIR情報から見てみると、特にIDやクイックペイに限ったような記載はありませんでした。
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