4月8日にサービスを開始した楽天モバイルのUN-LIMITをさっそく二日間少し利用してみました。その使い勝手を紹介したいと思います。
利用している端末
富士通arrows RXです。楽天DEALという楽天市場の中のサービスで楽天モバイルが提供している商品を購入しました。この楽天DEALは楽天市場の通常のショップで販売されている商品よりも多くの楽天スーパーポイントを還元してくれます。今回購入した際は40%のポイント還元でした。ほかにSPUが10%分のポイント還元でしたので、合計で実質的には約半額で購入することができました。楽天DEALから購入した場合は楽天モバイルが実施しているキャンペーンのポイント還元は貰うことができません。キャンペーンと比較しても楽天DEALで購入したほうが還元ポイント数が大きかったのでDEALを選択です。
富士通のarrows RXは楽天向けに出荷されている商品なので、端末の起動時に楽天のロゴが表示されます。なんとなく新鮮な感じがします。少しズッシリと重いような感じがしますが、画面の視認性、動作スピード、操作性ともに不満はありません。防水なので安心ですし、おサイフケータイの機能も付いています。生体認証は指紋のみに対応しています。本体の裏面に大き目な指紋センサーがありますので、簡単にロック解除ができます。
開通
4月8日のサービス開始日に楽天モバイルからSIMが届けられました。SIMカードはマイクロにもナノにも対応するもので、自分でサイズを合わせられるようになっています。富士通arrowsはナノSIMなので最も小さなところの切り込みに合わせてSIMカードを取り外しました。
すでに端末については手元に届いていたので、WiFi環境下で必要な初期設定を終わらせておきました。本体の中からトレイを引き出して、SIMカードを本体にセットしました。端末の電源を入れて立ち上げると、すぐにSIMを認識してくれました。アンテナマークもしっかり立っていますしデータ通信もできます。試しに電話アプリで電話をかけてみると問題なく通話できました。合格です。
しかし、MY楽天モバイルというアプリを起動して状態をチェックすると、申込番号は表示されるものの、「準備中」というステータスのままになっています。また、「ご契約内容がありません」、とも出ています。申し込み番号から詳細を確認すると、お申し込み回線は「開通済み」の表示で今一つ表示に一貫性がありません。MY楽天モバイルのステータスが是正されないと、自分がパートナエリアの回線を掴んでいるのか、楽天の自営回線を使っているのか判らないのでとても不便です。
マニュアルに従って、楽天LINKというアプリを使って認証をしようとしたのですが、残念ながら「失敗!もう一度やりなおしてください」と表示されてしまい認証に進みません。何回繰り返してもエラーになってしまいました。MY楽天モバイルアプリからチャットを使って問い合わせをしてみたのですが、回答は4月10日になってもありませんでした。ただ、ネットを見てみると同じ事象で苦労している人も多くいることが判ったので、しばらく待ってみることにします。
ステータスがおかしかったり、認証ができなかったりといった不具合はありましたが、データ通信や通話は問題なく利用できるので、このまま使ってみることにします。
データ通信
スピードテストで確認してみると、パートナーエリアでも自営回線エリアでも、概ね、下りで10~30Mbps程度のスピードが出ています。これだけのスピードが出てくれれば動画を見たとしても遅いと感じることはありません。楽天自営回線についてはまだ利用者も少ないせいか、速度が速いことが多いです。お昼休みや夕方など混雑するような時間帯でもストレスはありませんでした。
電車に乗っているときに利用し続けていましたが、特にデータ通信が途切れたように感じる場面もありませんでした。KDDIエリアから楽天自営回線エリアへ切り替わるであろう付近の場所でも気になる症状はありませんでした。
現時点では他の3つのキャリアを使うのと同等以上の品質を保ってくれているようです。今後、利用者が増えても、この品質を維持してくれることを期待しています。
テザリングをすることもできます。Wi-FiのテザリングもBluetoothのテザリングも問題なくできました。
楽天LINKの認証成功
4月10日の朝、改めて楽天LINKで認証にトライしたところ、今度は何の問題もなく成功しました。MY楽天モバイルアプリでのステータス表示はいまだに「準備中」のままです。
楽天LINKを利用した通話
楽天LINKを利用して通話を試してみました。多少の遅延はあるようですが気になるほどではありません。特に通話は支障なくできました。1年間無料で電話をできるのは相当便利です。
今のところ、非常に快適に利用できて十分に実用になります。今回はサブ回線として様子を見ていますが、今後もこの状況で品質を維持し続けてくれたらメイン回線として利用してもよいのではないかと思っています。
無制限
楽天自営回線ではデータ通信無制限ということになっていますが、あまりにも多くのデータ通信をやり過ぎるとリミッターがかかるという噂がTwitterにありました。10G使った人が1Mbpsまで落とされたという書き込みがあったので、もしかすると3日で10Gbps等、何らかのしきい値があるのかもしれません。
MY楽天モバイルも正常に
MY楽天モバイルではステータスがずっと「準備中」になっていましたが、2020/04/11の時点で表示が正常になりました。
データ制限モードのスイッチがありますが、こちらはオンにしておきました。パートナーエリアでのデータ通信速度が1Mbpsに制限される形になると思います。
【2020/04/21追記】
相変わらずとても快適に利用することができています。富士通の端末とは別に従来から利用してきた楽天MVNO SIMがささっているiPhone7があるのですが、ほとんどiPhoneを利用する機会がなくなってしまいました。
今までは夜自宅に帰宅する頃にはiPhoneのバッテリーはほとんどなくなってしまっていることが多かったのですが、今は自宅に着いても8割ほど残っていることも多くなりました。逆に富士通arrows RXの方はかなりの頻度で利用しても意外とバッテリーを消費しておらず、そのタフネスさには驚いています。
【2020/12/30追記】
200万回線突破
楽天モバイルからUN-Limltの申込者数が200万回線を突破したことが発表されました。300万回線までは1年間無料で利用できるキャンペーンを実施していますが、約2/3の申し込みがあったということになります。
もっと早く300万回線になると思っていたのですが、意外とスローペースだった印象がします。
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