新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言下でのゴルフ場の運営

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 新型コロナウイルス感染拡大防止のために緊急事態宣言が2020年5月6日まで出されています。東京都など各自治体からは休業を要請する業種や営業時間の短縮を求める業種などがありますが、屋外の運動施設については要請の対象になっていません。ゴルフ場やゴルフ練習場についても、休業の要請は行われておらず、それぞれの施設の判断で感染拡大防止の対策が行われています。

 アコーディアが運営するゴルフ場の中にも休業しているところがあります。例えば、東京都内であれば相武カントリー倶楽部、神奈川県であれば大厚木カントリークラブ、小田原ゴルフ倶楽部松田コースなどが休業しています。アコーディア以外でも特に歴史のある格式の高いようなゴルフ場では休業しているところが多いと思います。

 また、営業しているゴルフ場の中にも、レストランのメニューを限定したり、サウナやお風呂を使えないようにしてあったり、場所によってはスループレーオンリー、ロッカー利用せずに着替え無しで利用などの制限を設けています。

 レストランや更衣室、お風呂などを利用せずにラウンドするだけであれば、3密の条件を満たすような状況はなかなか発生しにくいと思います。唯一、カートに乗車しているときは気をつけたほうが良いかもしれません。

 石田純一がゴルフのときにコロナウイルスに感染したという報道がありますが、ラウンドしているときではなく、ラウンド終了後に食事をしているときに感染したという報道があります。他にゴルフのラウンド時にクラスタが発生したような報道もありません。

 最近の新規にコロナウイルスに感染した人の数が徐々に減っている報道がありますが、ちょっと気を抜いて人々が集まってしまうと、また感染する人の数が増えてしまうので、5月6日以降も何らかの形で要請が実施されることになると思います。今後のゴルフ場の運営がどうなっていくのか気になるところです。

【2020/04/28追記】

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フジテレビの報道姿勢

 フジテレビのニュースで、休業要請が出ているパチンコ屋と、特に規制の対象となっていない川崎の多摩川河川敷のゴルフ練習場を同列に扱っていました。多摩川河川敷というオープンスペースで一定の間隔の打席で打っていることが、そんなに問題があるのでしょうか。ヘリコプターで空からの取材をしているときに、多摩川河岸にあるゴルフ練習場で練習をしているゴルファーを見つけて取材をしたのではないかと思いますが、フジテレビの報道姿勢がかなり気になります。

経済基盤が漸弱なゴルフ練習場の閉鎖

 この新型コロナウイルス感染拡大期に休業、もしくは時短営業していたゴルフ練習場の中に、そのまま廃業してしまったところがあります。他の要因も重なっていたのかもしれませんが、財務基盤的に持ちこたえきれずに、廃業の道を選ばざるを得なかったのかもしれません。

 現在、ゴルフ練習場は相続などを契機にして廃業するところも増えています。私の家から車で15分圏内には4つほどのゴルフ練習場が過去にはあったのですが、今となっては2つだけになってしまいました。

 逆に増えているのは室内型のゴルフ練習場です。ゴルフシミュレーター、または弾道計測器などが完備していて、自分が打った球の飛距離やスピン量などの値を表示してくれます。どんどん機械が進化していて、実際の打った時の感触と計測された情報の間に狂いが少なくなってきているので、技術の進歩には目をみはるばかりです。とはいえ、打ちっぱなしのゴルフ練習場と比較すると、室内型のゴルフ練習場は価格が高いので、出来ればゴルフ練習場にはこれからも頑張ってほしいと願っています。

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