KDDIの携帯電話auのサブブランド、UQモバイルから、Rakuten UN-Limitを意識した新料金プランとなるスマホプランRが発表されました。(スマホプランRの「R」は楽天をイメージしているのでしょうか?)
UQモバイル スマホプランRのサービス内容
スマホプランRの月額料金は2980円、UQ家族割適用で月額2480円となります。月間のデータ最大容量は10GB、これを超えたときの超過時速度は最大で1Mbpsとなります。もしも10GBのうち一部を余らせてしまった場合は翌月に持ち越せる仕組みもあります。Rakuten UN-Limitは楽天回線エリア内ではデータ通信容量の上限は原則として無し、パートナーエリア回線エリア内では最大で5GBまで、超過時の速度は最大1Mbpsという制約なので非常にプランが似ています。
Rakuten UN-Limitは無料キャンペーン中
現在、Rakuten UN-Limitは先着300万名までは1年間の料金が無料になるキャンペーンを実施しているので、現時点で加入するならば、Rakuten UN-Limitが一押しだと思います。現時点、楽天回線の不安定さ等は感じたことがありませんが、唯一不安と言えば、これか楽天の加入者が増えたときにも安定したサービスが提供できるかどうかだと思います。
今度はRakuten UN-Limitが有料化された場合、月額2980円となります。このときは、楽天回線エリア外で主に利用する人はUQモバイルのスマホプランRの方が10GBまで高速通信ができるのでお得です。主に楽天回線エリア内で利用する場合には、Rakuten UN-Limitの方がお得ということになります。現在も楽天の自営回線エリアは拡張工事を続けていますが、この工事がどこまで円滑に進むかにかかっているところが大きいです。
通話料金の比較
一方で電話の通話に関しては、楽天はRakuten Linkのアプリで通話し放題を実現しているのに対して、スマホプランRは月60分の通話を月額500円で利用できる通話パックとして別売りしているので、通話を多く使う人は楽天の方がお得かもしれません。スマホプランRでは他に1回10分までの通話が定額で700円のプラン、24時間かけ放題の1700円のプランを準備しています。
今後、楽天も先着300万名のキャンペーンが終了し有料化する場合も、例えば楽天の会員に対して料金を割引する等、何らかの魅力を付加するものと思います。こちらの、Rakuten UN-Limitの動きもよく見ておいた方が良さそうです。
スマホプランRの受付開始日は5月27日、サービス提供開始日は6月1日となっています。
【2021年2月5日追記】
2020年12月にNTTドコモがオンラインでの手続き限定でahamoという新しいプランを打ち出してきました。月額2980円で20GBまでのデータ通信と5分間までの国内通話が何回もできるプランになっています。

これに続いて、ソフトバンクやauも同様の価格帯のプランを発表したほか、楽天モバイルもさらにお得なプランを発表して、携帯電話料金は価格破壊が巻き起こっています。


問題なのは格安SIMを提供している会社です。MNOの会社がここまで安い価格のプランを打ち出してくると、MVNO各社のプランは価格面で大きく見劣りしてしまいました。
今後、格安SIM各社は巻き返すためのプランを発表するための準備に入っているようです。

コメント