現在、IO DATAの無線LANルーター、WN-AX2033GR2を利用しています。楽天ひかりがIPv6高速インターネットサービスをこの4月から始めたので、これに対応しているルーターを購入しました。
このルーター、比較的安定していると思うのですが、Wi-Fiの電波がうまく届かない場所があるので対策を考えていました。2階に無線LANルーターを置いておくと、一階の一部の場所で無線LANが弱くなってしまいます。電波が弱い場所だと速度も落ちてしまうので、中継機を購入することにしました。
中継機の機種選択
調べてみると、各社から様々な製品が発売されていますが、その中でも、tp-link社製のRE200という商品を選びました。直接、コンセントに差し込むタイプで場所を取らないこちらの商品です。
商品の下部には有線LANの端子もついていますので、子機としても使うことができます。価格は楽天市場で2500円ほどでした。
RE200の仕様
こちらの商品、2.4GHzと5GHzのデュアルバンドに対応しています。2.4GHzは最大300Mbps、5GHzは最大433Mbpsに対応しています。内蔵アンテナは3つ入っているようです。
商品は購入した翌日に届きました。簡単なセットアップガイドがあります。そのセットアップガイドにはウェブブラウザで設定する方法とアプリで設定する方法がありましたが、今回はandroidのスマホにアプリをインストールして設定しました。tetherという名前のアプリです。
スマホをRE200が発するWi-Fiに接続してアプリを起動すると、RE200にログインして設定ができるようになります。あとは、5GHzと2.4GHzのWi-FiステーションIDとパスワードを指定することで設定はあっけなく終わりました。
今まで中継機の仕組みがよく分かっていなかったのですが、中継機ではもとの電波を受信したあと、新たなステーションIDで電波を発する仕組みになっていました。したがって、クライアントは中継機が発するステーションIDに接続するようにしなければいけません。
中継機を置く場所の選択
中継機を置く場所は元のWi-Fiアクセスポイントから離れすぎてもよくありません。適切な場所であれば、中継機のWi-Fiマークが緑色に光ります。元のWi-Fiアクセスポイントから離れすぎているところに置くと赤くなります。したがって、中継機はランプが緑色のところに置くようにしましょう。
Wi-Fiの電波は期待通りに強くなって、電波も安定して受信できるようになりました。もとのルーターから直接受信していたときは、調子が良いときは150Mbpsで受信できていましたが、中継機を通すと50Mbps程度になってしまいます。ただ、安定して受信できることは速度が速いことよりも大事だとよく分かりました。
中継機の威力は絶大で一階のどのエリアにいても信号強度は最大です。
非常に設定も簡単で性能も良く値段も安い、良くできた中継機でした。
なお、RE200に付いている有線LANの端子にはブルーレイディスクレコーダーを接続しています。このブルーレイディスクレコーダーは有線LANしか無かったので今までは規格が古い無線LANコンバータを使っていたのですが、これを外すことができました。
【2020/06/15追記】
一週間目も調子良好
一週間ほど使ってみての感想です。中継されてこの機械から発信される電波が非常に強いです。2階に無線LANルーター、一階にこの中継機を設定しているのですが、二階の場所によっては、中継機からの電波のほうがずっと強く受信できます。したがって、一階にいるときも二階にいるときも、中継機の電波を掴むようにしています。
現在は電子レンジの干渉する方の電波（2.4GHz）は中継しないように設定してあります。正直、5GHzの電波だけで十分でした。
中継機を介して受信しスピードテストをしてみると、30Mbps程度のスピードです。普通に動画を見る程度であれば十分なスピードです。長時間使い続けても不安定になることはありませんでした。
非常に廉価な商品ですが良かったと思います。
【2021/01/03追記】
半年後も調子良好
半年以上が経過しましたが相変わらず調子が良いです。ただ、週に一回ほどでしょうか、とても不安定になっていることがあります。ただ、これはこの中継機のせいではなくて、親機が不安定になっているためのようです。そこで親機の方には明け方に電源をONOFFするための24時間タイマーを取り付けてみました。これ以降は現時点で無線LANが不安定になることもなくなりました。
こちらの中継機、非常に安価ですがとても良い製品だと思います。
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