2020/08/28の午後2時ごろ、NHKが安倍晋三首相(65歳)が辞任の意向を固めたという報道をしました。以前から体調不調説が囁かれていました。
この8月17日に慶應大学病院で日帰り検診を受けたほか、1週間が経った24日にも再び慶應大学病院を受診していました。この時点では「17日の検査の結果を詳しくうかがい、追加的な検査を行った。体調管理に万全を期してこれから仕事を頑張りたい」と発言していたので、これからも継続されるものとばかり思っていました。
やはり体調が悪化して首相の職務を継続するのは困難と判断したということです。
今回、2012年12月に第二次内閣が発足してから約7年半が経過しました。高い意欲を持って取り組んでいた憲法改正や北朝鮮拉致問題の解決には至りませんでしたが、経済や日本の社会は安定的に成長してきたので功績はとても大きいと思います。
今年は新型コロナウイルスの影響で難しい舵取りをしなければいけない状況もあり、体調との両立は大変だったのではないかと思います。
今日はその報道が流れると、日経平均株価は大きく反応して大幅に下落しました。その後、買い戻す動きもありましたが、株式市場にとっても驚きの発表だったということになります。
第一次政権と合わせた通算在任期間は去年11月に憲政史上最長、今月24日には第二次政権だけで在任期間が2799日となって歴代総理大臣の中で最長となっていました。
正式な発表については午後5時からの記者会見の場で説明されると思います。記者会見の実施を金曜日の午後5時と決めたのも、経済への混乱の影響が極力抑えられるように予定されたものではないでしょうか。今回、NHKが午後2時ごろに報道してしまいましたが、本当は株式市場が終わる午後3時過ぎの報道を期待していたのではないかと思います。
もし安倍首相の辞任が事実であったとすると、本当に長い期間にわたってお疲れ様でした。
【2020/09/15追記】
首相後任は菅氏で決定
安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党の総裁選挙が自民党で行われて、菅官房長官が新しい総裁に選出されました。
9月16日に参院両院の本会議で行われる総理大臣指名選挙を経て第99代の総理大臣に就任する見通しとNHKで報じられています。
全体で535票のうち377票を菅氏は獲得して総裁選挙で勝利しました。党役員人事は15日に正式決定予定です。
目指す社会像は「自助、共助、公助、そして絆」、どんな日本になっていくのか楽しみです。
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