2019年の4月に発生した池袋の暴走事故に関して初公判が行われました。この中で被告は「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶している。車に何らかの異常が発生し暴走した」と起訴内容を主張し弁護人も過失致死傷罪は成立しないと主張したという報道が各マスコミから一斉に行われました。
「車の性能の改善が必要」と苦言を呈する場面もあったそうです。
この報道を受けていろいろな意見が飛び交っていますが、本当に事故のときに発生していた事実を知ることはできないので、第三者が適切な指摘をすることは難しいと思います。ただ一つ言えることは、事故のあとに警察などが車を調べても故障などの異常は見つかっていないということかと思います。
また、警察では事故直前に車線変更を行ったところ前方のバイクに近接したため、また車線変更を行うと今度は前方の乗用車に近接した、この過程でブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えて縁石にぶつかるもそのまま走行を続け事故が起こったとしています。監視カメラの映像などが揃っていると思いますが、足元のペダル操作までの立証をするのは難しいでしょう。
プリウスの暴走事故が多いから、プリウスという車自体の問題を指摘する声もありますが、プリウス自体がよく売れて日本国内でたくさん走っていること、エコな意識が高い高齢者が使っている確率も高いので、この辺を正規化して他の車種との比較をしないと正確な車の問題は論じることは難しいと思います。
今後、年内に目撃者3名の証人尋問が公判で行われるとのことですが、どんな形で判決に結びついていくのか注視していきたいと思います。
また、これから高齢化していく日本の人口構成を見据えて、車の暴走事故を防ぐための仕組みが全車に搭載されていくことを期待します。
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