テレビやオンラインメディアなどで三鷹と吉祥寺はライバルだということをよく特集されたりします。たとえば、三鷹駅は北口に降りると武蔵野市、南口に降りると三鷹市ですが、この北口と南口を比べても何も意味はないと思います。また、吉祥寺駅と三鷹駅を比べたところで何も意味はありません。
単に三鷹市の人は人混みが多くても吉祥寺で買い物をしたいときには吉祥寺に行きますし、静かに生活必需品を買うだけであれば三鷹や近くのスーパーマーケットに行きます。いろいろなものを手ごろな価格で選んで買いたければ、武蔵境駅南口に2つあるイトーヨーカドーに行くこともよくある話です。
東洋経済の記事
三鷹と吉祥寺がライバルだとあおっている記事の一つに東洋経済の「三鷹駅(永遠のライバル)吉祥寺と切磋琢磨の歴史」という記事があります。
三鷹駅「永遠のライバル」吉祥寺と切磋琢磨の歴史
東京都三鷹市に所在する三鷹駅は、2020年に開業90周年を迎えた。中央線の特快が停車する駅周辺はにぎやかな繁華街が形成され、三鷹市の玄関駅という風格が漂う。しかし、駅の南口が三鷹市であるのに対して、北口は…
- 吉祥寺駅の開業は1899年に対して三鷹駅の開業は1930年
- 三鷹駅からはスワローズの球場に引き込み線
- 武蔵野市は1947年、三鷹市は1950年に市制へ移行
- 特別快速は三鷹駅には停車、吉祥寺は通過
- まん延防止等重点措置の対象エリアで武蔵野市は対象、三鷹は除外
等、ライバルとはあまり関係ない話しで記事が構成されています。鉄道の関係記事なのでこのような取り上げ方になってしまっているのでしょう。
単に三鷹市の人も武蔵野市の人も目的に応じて使いたい駅、お店や商店街、百貨店などを使い分ければ良いだけの話しで、ライバルや競争などと言ってあおっても仕方がないように感じてなりません。
【2022/12/05追記】
吉祥寺の範囲
テレビで出てくる時の吉祥寺エリアの範囲、住所が吉祥寺のエリアの範囲、吉祥寺に住んでいると言っている人が住んでいるエリアの範囲の比較図がありました。
なんとなく、分かります。吉祥寺という名前の付いているエリアの範囲はもっと広いかもしれません。
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