最近、楽天経済圏のサービス、例えば楽天モバイル、楽天トラベル、楽天ひかり、楽天でんき、楽天カード、楽天市場、楽天証券といったサービスを次々に使っています。楽天経済圏のサービスをいろいろ使ったときの最大のメリットは、楽天市場での買い物でSPUという仕組みがあり、ポイント還元倍率が増えていくことでしょう。私の場合、ほとんどの月で還元倍率が10%還元になります。これに楽天お買い物マラソンなどが開催されたときに買い物をすることで、20%ポイント還元くらいまで引き上げることができるので、ザクザクと楽天スーパーポイントが貯まります。
楽天ガスサービス開始
そんな楽天が最近、楽天ガスというサービスを開始しました。東京ガスエリア、東邦ガスエリア、関電ガスエリアでガスの供給を受けている人が利用できるサービスで、ガス供給はそれぞれの会社から継続して受けつつ、料金等の支払いは楽天側に行う形になります。ガス漏れなどの非常時、定期保安点検などは東京ガス、東邦ガス、関西電力が対応します。
楽天ガスの料金的なメリットはあまりない
この楽天ガスは現在のプランと比較して料金が安くなるわけではありません。東京電力であれば一般料金を利用しているときと同じ料金が請求されます。逆に各ガス会社で割引となるお得なプランを利用していた場合は、楽天ガスに契約すると料金が高くなってしまいます。
楽天でんきのときには現行の料金と比較して乗り換えることによる料金的なメリットも大きかったので不思議な感じがします。
それでは楽天ガスは何が嬉しいのかというと、契約時に3000ポイントの還元があったことと、支払ったガス料金100円につき1ポイントが付与されること、および楽天でんきに一緒に契約していると、楽天でんきのポイント還元倍率が電気料金200円につき1ポイントの還元であったものが100円につき1ポイント還元に変わること程度です。楽天でんきは楽天市場のSPU対象になっていて、還元倍率が少しだけ上がりますが、楽天ガスはSPUの対象にまだなっていないので、楽天市場の買い物でもメリットはありません。
今後の楽天の展開予想
あまり消費者にとってさほど大きくないメリットしかない状況で、楽天ガスのサービスを新設したことにどんな意味があるのか考えてみると、楽天モバイルへの契約者のつなぎとめが一つ考えられると思います。現在、Rakuten UN-Limitは利用者に対して1年間限定で通信料金無料という太っ腹なサービスを展開しています。しかし、2021年4月以降になると契約後に1年が経過する人が出てきます。現在は無料だからとりあえず使ってみようという人も多いと思われ、月々2980円の有料期間に突入すると解約する人が増えてしまうことが楽天モバイルにとっての大きな脅威ではないかと思います。
そこで、楽天が取ることができるサービスは他社では真似できない楽天経済圏の強さを使ったサービスの展開ではないかと思います。楽天モバイル、楽天でんき、楽天ガスのセット割等、大胆なプランを発表するのではないかと期待しています。
楽天の新サービスは急いで加入は禁物かも
楽天の新サービスは急いで加入するのは禁物かもしれません。たとえば、私が楽天ひかりに加入した後しばらく経ってから、Rakuten UN-Limit加入者向けに楽天ひかりの1年間無料キャンペーンを始めたりしています。Rakuten UN-Limit自体も当初に加入するよりもあとあと加入したほうが条件がよくなる時期もありましたので、加入時期は慎重に判断したほうが良いかもしれません。私自身はいろいろ考えるのも面倒なので、楽天ガスには申し込みを終わらせてしまいました。
コメント