東京都三鷹市の1週間に2便しかバスが来ないバス停を見学

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先日、テレビ朝日系列で放送されているナニコレ珍百景を見ていると、東京都三鷹市に実在するという一週間に二本しかバスが来ないバス停のことを紹介していました。一日2便であれば、過疎地域などに行けばあると思うのですが、1週間に2便しか来ない、しかも東京23区に隣接している三鷹市にそのようなバス停があることは非常に興味深いと思います。

先日、三鷹市のバス停付近を通りかかる機会があったので現地に寄ってみました。場所はダイエー系列のグルメシティ三鷹中原店の目の前にあります。住所は「東京都三鷹市中原3-1-11」になります。

こちらがグルメシティになります。とてもたくさんの人が出入りしていますので過疎地ではありません。

こちらのグルメシティの駐車場から道の向かい側を見ると話題になっていたバス停があります。

新川5丁目というバス停です。三鷹駅南口から仙川駅まで行く小田急バスの鷹54系統のバスが通っています。

しっかりと時刻表を見てみたのですが、土曜日と日曜日の12時51分にしかバスが来ないことがわかります。

調べてみると、三鷹駅を12時32分にでるバスのようです。

実は三鷹駅から仙川駅まで行く鷹54系統のバスは毎日1時間に4本程度の割合でバスが運行されています。しかし、上記2便以外についてはこのバス停の前を通らず、杏林大学病院を通り過ぎてから新川団地の方を通って中央高速の高架の手前で合流する形になっています。

したがって、5分ほど歩くとバスがたくさん来るバス停がありますので、あえてこのバス停を利用している人はいないのではないかと思います。

小田急バスがこのような状況でもこのバス停を残しているのは、将来、このバス停を本格的に使用しなければいけなくなったときに、バス停の新規設置の申請をするのは非常に手続きが難しく再開が困難になる可能性もあるので免許を維持するために週に2本だけのバスをこちらを経由させているということでした。いわゆる免許維持路線ということになります。

【2020/12/31追記】

大晦日のお昼過ぎ、仙川ゴルフ練習場に行くために車で走っていた際に、偶然にこのバス停を通るバスを目撃してしまいました。杏林大学病院を過ぎてから、行き先表示の周りに線が入って終バスの印になりました。そして、新川団地の方から来るバスと合流する直前で終バスの表示が無くなりました。

驚いたのは中原3丁目バス停で降りるお客さんがいたことです。お年寄りでしたが、もしかすると少しでも歩く距離を短くするためにこのバスを愛用されているのかもしれません。

沿道にはスマホでバスの写真を撮っている人もいて、ほのぼのとした雰囲気になっていました。大晦日は木曜日だったのですが、もしかすると年末は休日ダイヤで運転されていたのかもしれません。

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