楽天モバイルが2020年4月にRakuten UN-Limitを開始して、自営回線では使い放題で月額2980円というプランで業界を驚かせました。楽天モバイルでは最初はauと組んで自営回線がない場所ではパートナー回線エリアとしてサービスを全国で始めましたが、その後は予定よりもかなりの前倒しで基地局設置を続けてきてエリアもずいぶん広がってきました。
NTTドコモ
そんな楽天モバイルの快進撃の出鼻を挫くように、NTTドコモがahamoという新料金プランをこの12月に打ち出しました。オンラインでの手続きに限られてしまいますが、NTTドコモの安定した回線網を1ヶ月あたり20GBまで使うことができるのは大変に魅力です。
ソフトバンク
さらにソフトバンクもLineのブランドを利用してオンライン手続き限定で20GBまで利用することができる月額2980円のプランを発表しました。LINE利用時の通信量は20GBの制限の中にカウントされない仕組みになっているので、LINEのヘビーユーザーにとっては嬉しいプランかもしれません。
KDDI
残るはKDDIの動向でしょう。12月に新プランの発表をしましたが分かりにくい料金体系だったので、消費者からの反応は冷たかったのが印象的でした。2021年1月までには新プランの発表をするとしていますので、楽天モバイル、NTTドコモ、ソフトバンクと同様に月額2980円を狙ってプランを発表してくるのではないでしょうか。
楽天モバイル
2020年4月からRakuten UN-Limitのサービスを開始した楽天モバイルですが、契約から当初1年間は300万人まで利用料無料という太っ腹なキャンペーンを実施しています。私も1回線は楽天モバイルの回線を利用しています。パートナー回線エリアでも回線スピードを最大1Mbpsに制限しておけば使い放題になるので、実質はどのエリアにいても使い放題でデータ通信ができます。
この楽天モバイルの最も厳しい状況を迎える時期は2021年4月以降です。この時期になるとRakuten UN-Limitを利用している人が契約から1年が経過して、徐々に月額2980円の有料になる形になっていきます。
この有料になるタイミングで、サブ回線としてのお試し利用をやめてしまったり、NTTドコモのahamoなどにMNPで逃げられてしまう可能性が多分にあります。私自身もIIJmioの格安SIMを利用してiPhone7で利用しているのがメイン回線なのですが、Rakuten UN-LimitでiPhone7を使うのは難しそうなので、今のままだと3月で楽天モバイルとは解約という形になりそうです。(iPhone SE2を入手する案もあるのですが、今のところiPhone7で満足しています)
楽天では楽天ガス、楽天でんき、楽天ひかりなど多彩なサービスを展開していますが、これらとの組み合わせで安くなるといったプランを、もしかすると来年になったら発表するかもしれません。この辺の楽天の動きも見ながら次のプランを考えていきたいと思っています。
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