東京都八王子市で新型コロナウイルスのワクチン接種の予約が約1時間半で上限の1900回分に達してしまい新規の受付を停止したことがマスコミで報じられています。
5日の午前9時からコールセンターへの電話やインターネット専用サイトでの受け付けを開始したものの、インターネット受付の方が先に枠に達して受け付けを停止し、そのあと、コールセンターでの受付も上限に達したとのことです。
八王子市は先着順
テレビを見ていると、コールセンターには電話がつながらず、インターネットでもアクセス数が増加したために申し込みを完了できなかった人が多くいるようでした。ワクチンは今週中には納入されて、12日から市役所や商業施設で接種を開始する予定になっています。
八王子市としては接種の優先順位としては、
- 医療従事者等
- 65歳以上の方
- 基礎疾患を有する者
- 高齢施設等の従事者
- 60~64歳の方
- それ以外の方
としています。今回は優先順位2の65歳以上の方が対象となっていますが、その中の優先順位は特につけずに先着順で申し込みを受け付けたことになります。
河野規制改革担当大臣は、必要なワクチンは供給されるとして「売り切れることはないので、焦らないでいただきたい」と呼びかけていますが、明らかに絶対数が不足していることは事実です。

医療従事者のワクチン接種
また、報道を見ていると、医療関係者へのワクチン接種もさほど順調には進んでいないとのことでした。神奈川新聞の記事によれば、神奈川県の医療従事者では、これまでに2回の接種を完了した人は対象の2%となる約7400人にしか達していないそうです。医療従事者の対象者は全部で約30万人になるのですが、いつまでに接種が完了するのか見通せない状況になっていると報道されています。
医療従事者へのワクチン接種がまだ2%にしか達していない状況なのに、高齢者のワクチン接種を始めてしまうことは優先順位として本当に正しいのでしょうか。
4月2日の記者会見で、河野行政・規制改革相は医療従事者ら約470万人への新型コロナウイルスワクチンの優先接種について、5月10日の週で全対象者分を賄える量を市区町村に配送し終えると発表していますが少し心配になってきました。
世田谷区の事例
一方で世田谷区では令和3年4月5日の週に、国から2箱(975人分)のワクチンが供給される予定です。まずは世田谷区としてはクラスターを抑止することを優先に考えて、高齢者施設での接種を先行して行うこととしています。八王子市のように先着順で受け付けるよりも、世田谷区の優先順位をつけて対応する方が理にかなっているような感じがします。
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