CMで2秒節約のために生まれたリコーの「サンキュッパ」という言葉

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 今日のNHKの「チコちゃんに叱られる」を見ていると、「笑うとき手をたたくのはなぜ」、「298円をニーキュッパと呼ぶのはなぜ」、「三段跳びはなぜ3回飛ぶのか?」の3本立てで放送されました。この番組、毎回興味深いテーマをよく見つけてくるなと感心してしまいます。

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298をニーキュッパと呼ぶ理由

 この中で、298をニーキュッパと呼ぶ理由はなんとなく分かりました。1970年代にRICOH(リコー)がとても安い一眼レフカメラを売り出した際に、「リコーのサンキュッパ」を強調するコマーシャルをテレビで放送していたのが最初です。

 それではなぜ、コマーシャルでサンキュッパと言ったのか?というと、限られたのマーシャルの尺の中で2秒を節約したかったからということでした。

 3万9800円というよりもサンキュッパと言ったほうが確かに短いです。しかもゴロが良くて印象的な言葉なので、コマーシャルとしては大成功だったということでしょう。

 NHKではリコーという会社名を出したくないため、精密機械メーカーといった名前を使って紹介していました。また、当時のコマーシャルの再現版を作った中では、「チコーのサンキュッパ」とパロっていました。

 このリコーのサンキュッパ、どんなカメラだったのか改めて調べてみると、1978年9月発売の「XR500」という機種でした。当時の一眼レフは本体だけで5万円以上、レンズを付けると7万円以上が相場だったので、サンキュッパは衝撃的な価格だったようです。

 こちらがリコーの商品紹介公式ページです。

フィルムカメラ / 製品 | RICOH IMAGING

 今ではデジタルカメラばかりになってフィルムカメラを見る機会はほとんどなくなってしまいましたが、このカメラ、ハードオフなどのジャンク品コーナーを探せば今でも見つかるということなので、今度機会があったら実物を見てみたいと思います。

笑うときに手をたたくのはなぜ?

 笑うとき手をたたくのはなぜ?については、明石家さんまさんの影響が大きいのだそうです。明石家さんまさんをテレビで見ながら育った世代は大笑いするときに手を叩く人が多く、その世代よりも年齢が上の人は大笑いするときも手を叩かない人が多いのだそうです。

 それでは、なぜ明石家さんまさんは大笑いするときに手をたたくのか、それは面白いことをしている人のことを認めること、そして自分を目立たせることを無意識的にやっていると分析していました。

 なぜ自分を目立たせるのかというと、自分が面白いことを目立たせることによって、周りに笑いの連鎖が生まれること、この現象を無意識的に明石家さんまさんは狙っているのではないかということでした。

 「チコちゃんに叱られる」は、あまり、「どうしてだろう?」と改めて考えないようなことにも色々な理由があるのだと感心させられる番組です。これからの放送も楽しみです。

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