今年も梅雨が明けて、毎日、暑い日が続くようになってきました。そんな猛暑とiPhoneの関係を紹介したいと思います。
iPhoneを利用しているときに「高温注意」という警告が出たことがあります。この警告が発生しているときは緊急電話と電源オフ以外の操作はできなくなります。調べてみると、appleのデバイス内部の温度が上限の温度を超えたときに警告が出て温度が下がるまでは通常の操作はできなくなるとのことでした。iPhoneが故障をしたわけではなく、iPhoneが故障することを防ぐための警告と考えて良いようです。
iPhoneは以前はあえて非防水仕様にするなどして放熱対策に気を配っていましたが、最近では本体にガラスコーティングを施したり防水仕様になったりして気密性が高まって熱がこもりやすくなっています。
iPhoneが熱を持つ原因
充電しながら利用しているだけでもバッテリーが熱をもって本体が熱くなる場合もあります。また、グラフィックやCPU能力を多く要求するアプリを多用しているとき、もしくはアプリが無限ループなどの暴走状態になって本体が熱を持つこともあります。iPhoneは動作速度を遅くするなど、温度上昇を抑えるための機能が働きますが最終的には上記の「高温注意」のアラートを出します。
特に車のダッシュボードに置きっぱなしにすると直ぐに35度や45度は超える温度になってしまうので、しばらくは使えなくなる、もしくは最悪は壊れてしまう可能性もあります。たとえ10分間の放置でも再開時に温度警告が出たというレポートもあるので、かばんやポケットに入れて持ち歩いたほうが良さそうです。
iPhoneをカーナビ代わりにダッシュボードの上にスタンドを付けて利用している場合もあるかもしれませんが、いくら車内でくらーをかけていても、iPhoneに直射日光が当たっていると熱が高くなっていきます。カーナビ代わりに使う際にも直射日光が当たりにくい場所で使うようにした方が良いでしょう。
バーベキューに行った時や海岸、真夏のプールサイドなどの直射日光が当たる環境でも注意です。熱がこもらず直射日光が当たらない場所に保管しましょう。
熱を下げるためには?
本体の温度を下げるためにはiPhoneの電源を切ること、周囲の温度が低いところへ移動し、熱伝導性の高いステンレス等の冷たくなった金属の上に置くと本体の温度を効率的に下げることが出来ます。扇風機などで冷風をあてることも温度を下げるためには効果的です。iPhoneのカバーを付けていると熱がこもりがちになるので、本体の熱を冷ますときにはケースは取り外しておいた方が良いでしょう。
しかし、急に冷蔵庫に入れて冷やしたり、氷をあてがって冷やしたりするのは、結露で部品に水分が悪影響し故障につながる可能性もあります。極端に冷たいところに急に入れるのは避けた方が良いです。
推奨使用温度
高温の警告が何度を超えると出てくるのかは判りませんが、apple社の公式サイトでは「iOSデバイスは周囲の温度が0度~35度の場所でお使いください」「マイナス20度~45度の場所に保管してください」と説明があります。利用するときは35度以上の環境で使うことは避けた方が良いでしょう。
熱を上げにくくするには?
できるだけiPhone本体に熱がこもらないようにするためにケースは本当は付けない方がいいです。しかし、iPhoneをそのままで持ち歩くのは不安もあるので、ケースを付けるにしても黒色などの熱を集めやすい色ではなく、淡い色のケースを使うといった配慮もあると良いでしょう。
ケースの中にも排熱性の向上を意識した商品もあります。
このような商品を選ぶという選択肢もあります。
周囲温度に気を付けながら使っているのに、「高温注意」がたびたび警告される場合は、バッテリーの劣化やハードウェアの故障、ソフトウェアやアプリの不良なども考えられます。原因となっているアプリのアンインストール、バッテリーの持ちが悪い場合は、バッテリーの交換を実施するのも一つの解になるかもしれません。修理店等、プロに見てもらった方が良いでしょう。
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