5年ほど前から設置したいと思っていた簡易型感震ブレーカーを先日、楽天市場のお買い物マラソンでようやく購入して、ブレーカーに設置しました。スイッチ断ボールという名前の、地震の際におもり玉が落下してブレーカーを落とすタイプの商品です。
設置は非常に簡単です。設置するときに予期せずボールを落としてしまい、家中の電気を消してしまう可能性がありますので、パソコンのハードディスクなど、急に電源が切れると壊れてしまう可能性のある製品は作業中は電源を切っておいた方が良いでしょう。
ボールを置いておく土台には水平器が付いていますので、誤作動を防ぐために気をつけて水平を確保しました。
ボールを置いておく土台にはめるリングが二つ付属しています。このリングを付けるか付けないかで、震度5、震度6、震度7のどこでボールを落とすかを調整できます。
→2021年9月29日に日本海を震源とするマグニチュード6.1、住んでいる場所では震度1の地震がありました。今回はボールが落ちることもなく電気は遮断されませんでした。普段の生活の中でも誤って落ちるようなことはなく、今のところは大丈夫です。問題は大きな地震で作動するかどうかですね。
【2016年1月19日公開】
阪神淡路大震災が発生してから2016年1月17日で21年が経過しました。NHKで特集番組を見ていると、この震災で発生した火災の一部が通電火災だと疑われることが紹介されていました。地震発生から1時間後以降に発生した火災(92件)の40%(39件)あまりが通電火災の可能性が高いそうです。通電火災とは電力の通電が再開されることに伴い発生する火災です。
大きな地震が発生した際に電気の供給が止められますが電力供給の準備が整った時点で通電が再開されます。このとき、たとえば倒れた電気ストーブに通電されて可燃性のものに燃え移り火事につながるということです。電気ストーブには倒れると通電されないようにするための安全装置が付いています。しかし、簡単なレバーで実装されていることも多いので、何かでこのレバーが押されてしまっているとストーブが倒れていることを感知できずに熱を発してしまいます。
通電が再開されても家庭内の電気器具に通電が再開されないように、地震の揺れに伴い自動的にブレーカーのスイッチを切ってしまう、「感震ブレーカー」というものが市販されているようです。本格的な感震ブレーカーは値段が高いのですが、自治体によっては補助金を配布しています。こちらは横浜市の場合の例です。
(ページが無くなったのでリンクを削除しました)
通電火災は5年前の東日本大震災でも発生しているようですので、今後発生する首都圏直下型地震のことを考えると、何らかの手を打っておきたいところです。首都圏直下型地震が風の強い冬の夕方に発生すると最悪の場合は火災だけで41万2000棟が消失するという想定があります。もしも感震ブレーカーを設置すれば亡くなる人の数を20分の1に減らすことができるとNHKの記事では紹介されていました。
実は既存のブレーカーに追加して設置することができる簡易型の装置も販売されています。こちらは3000円程度の値段ですので、非常に買い求めやすい値段です。楽天市場でもいくつかの簡易型感震ブレーカーアダプタが販売されていました。
一部のお店では売り切れているところもあったので、人気があるのかもしれません。とりあえず、「お気に入り」に登録しておきましたので、今度、楽天市場で買い回りキャンペーンなどが開催された際に購入したいと思います。
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