プロテインは身体に良いのか悪いのか

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最近、たんぱく質を補給するためにプロテインが注目されて、コンビニエンスストアでもプロテイン飲料が販売棚に並べられるようになりました。私自身もたんぱく質を食事からだけで必要量を確保しようとすると食べ過ぎになるきらいがあったので、プロテインを利用していました。

ところが一部の報道機関の中ではプロテインの摂取は健康に悪影響だという記事も見られるようになってきました。

例えば、8月9日に東洋経済オンラインで掲載された「健康維持にプロテインは逆に体壊す医学的理由」という医学博士の牧田善二氏の記事があります。

「健康維持にプロテイン」は逆に体壊す医学的理由
最近、「プロテイン」や「アミノ酸」といった、タンパク質を補給するためのさまざまな機能性食品が出回っています。テレビでも盛んに宣伝されていますし、関連商品はコンビニでも簡単に購入できます。ちなみにプロ…

この記事ではたんぱく質の過剰摂取は気づかぬうちに腎臓の機能を悪化させることを警告しています。タイトルを見ると「プロテインは身体に悪い」と読めるのですが、記事をよく読む限りは、「タンパク質の過剰摂取は腎臓に負担をかけるので良くない」ということと、「プロテインはタンパク質の過剰摂取につながりやすいので、使用するときには気を付けたほうが良い」と読めます。

ではどの程度のプロテインを摂取するとタンパク質の過剰摂取になるのか、その答えはこの記事の中にはありませんでした。記事の中にあったのは、「自然の食品から(タンパク質を)摂っている分にはよほどのことがない限りタンパク質の過剰摂取は起きない」という文言で、逆に自然の食品から必要十分なタンパク質を摂取できるのかはこの記事からはよく分かりませんでした。

厚生労働省の国民健康・栄養調査を見ると、たんぱく質の摂取量は1995年ころにピークを迎えたものの現在は1950年頃の水準にまで減ってしまっています。1950年は戦後5年といった時期なので、確かにタンパク質を十分にとれていなかった時期なのだと思いますが、そのころと今が同じというのは少し信じられません。やはりダイエット志向が強くなったことなどが影響しているのでしょうか。さらに調べてみると、肉類は20%ほど当時と比較すると多く摂っているものの、魚介類は30%ほど減ってしまっていることが要因だと解説しているサイトがありました。確かに肉と比較すると魚介類を食べる機会は大きく減ってしまったと思います。

また、過度なダイエットやメタボ予防のために食事量そのものが減っていることも理由として挙げられていました。

タンパク質の過剰摂取は防ぎたいものの、適度なタンパク質をどのように摂取すればよいのか、たんぱく質不足を補うためにプロテインで上手に補完するためにはどうしたらよいのかといった実用的な情報が欲しいのですが、プロテインを販売している企業以外の第三者の信頼できる情報がまだ見つかっていません。

もう少し勉強したいと思います。

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