映画「竜とそばかすの姫」ハイグレード音響上映を鑑賞

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細田守監督の「竜とそばかすの姫」のハイグレード音響上映版を東京都のイオンシネマ シアタス調布で見てきました。ハイグレード音響版はは8月20日から首都圏の7館限定で上映されています。

この作品で音楽監督を務めた岩崎太整氏がエンジニアと上映する劇場に行き、音響バランスを調整してグレードアップさせたものだそうです。調整を実施した劇場ではほぼ製作時と同じ音場を再現できるとしています。

シアタス調布では10番スクリーンが割り当てられていました。

このスクリーンはシアタス調布の中でも最大の規模のホールで座席数は526、設備は立体音響テクノロジー「GDC featuring dts-X TM」装備、イオンシネマ独自の音響システムであるULTIRA導入となっています。

ULTIRAはこちらのように解説されています。

ULTIRA

プロジェクターは4k対応、スクリーンが湾曲、スクリーンサイズは前面の壁一面、アスペクト比は2.4対1というスペックです。

今回はほぼ中央の座席で鑑賞できたので、少し湾曲したスクリーンのおかげで包み込まれている感覚でした。

スピーカーの配置は前面のスクリーンのセンターと左右の3台、センターと左右の間に1台ずつ、シアターの側面と後方には上下2列の19台ずつ、合計38台、チャンネル数は15.1chです。

映画の上映が始まる前にこちらのビデオが流れました。

通常、ハイグレード音響というと、超低音を増幅して迫力を増したり、四方八方に音が散らばる様子を過度に演出することが多いと思うのですが、少なくとも竜とそばかすの姫は違いました。

音質は低音から高音までフラットで自然な音です。また、過度な広がりの演出もありませんでした。ただ、本当にその場にいるような雰囲気を作っているといえば良いでしょうか、それぞれがあるべきところから音が聞こえてくるような印象です。

映画館ごとにスピーカーの位置や距離、音質に違いがあるため、これを映画館ごとに丁寧に補正していったのでしょう。大変な作業だったのではないかと思います。

物語は高知県が舞台です。行ったことがないのですが沈下橋が描かれています。とても綺麗な場所です。

こちらのすずが通学時に渡る沈下橋のモデルは仁淀川にかかる浅尾沈下橋で実在します。高知県は馬路村などどちらかというと東側にしか行ったことがないので、コロナがおさまったら、ゆっくりと高知の西側の観光をしてみたいです。

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