KDDIの携帯電話の新料金プランpovoが2.0にバージョンアップします。今日の朝の情報番組などで取り上げられていました。月額基本料は0円で自分がデータ通信をする量を見込んでトッピングを購入する形になります。
トッピング
トッピングとして準備されているのは下記の通りです。トッピングの種類によって有効期間が違うことに注意が必要です。
- データ使い放題 330円 24時間
- データ1GB追加 390円 7日間
- データ3GB追加 990円 30日間
- データ20GB追加 2700円 30日間
- データ60GB追加 6490円 90日間
- データ150GB追加 12980円 180日間
- 5分通話かけ放題 550円 1ヶ月
- 通話かけ放題 1650円 1ヶ月
朝の情報番組のスッキリを見ていると、テレワークも増えてWi-Fiを使うことが一般的になっているので、週末にWi-Fiが使えないときだけトッピングを購入する等、自分が本当に必要な時だけ必要な分だけを購入できるのは良いと絶賛されていました。
ただ、このトッピングを見る限りは、そんなにお得なプランとも思えません。
本当は楽天モバイルのような料金プラン、最初に基本契約を結んだだけで、本当に使った量だけに見合う料金が徴収される仕組みの方が利用者にとっては嬉しいです。
ただ、KDDIのように既にたくさんのお客さんを抱えている携帯電話会社は楽天モバイルのようなワンプランを採用すると収入の大幅減につながってしまうので、今回のような最初に契約者にプランを選んでもらうような料金プランになってしまうのでしょう。
トッピングが切れた時の通信速度
トッピングが切れた時のデータ通信速度は128Kbpsに制限されます。最近は1Mbpsの制限としている通信会社も多いのですが、この128Kbpsはかなり厳しい制限です。メールなど、ほぼテキストベースの送受信でないと快適には利用できない速度です。(povo1.0のときは1Mbpsの制限なので2.0になってデグレードしたことになります)
また、最後に購入した有料トッピングの有効期限の翌日から180日間、有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となる場合があります。また別途所定の手数料等の費用がかかる場合あるとされています。0円のままで128Kbpsの通信を続ける人が出ることを防ぐための措置なのでしょう。
このような消費者にとって不利な条項は下の方に小さな文字で書かれているので、注意が必要です。
基本料金0円を全面的に出して宣伝をしているのに、0円のまま使い続けると別途所定の手数料をとるという規約を作って小さな文字で書いておくという宣伝手法は、消費者庁、公正取引委員会に着目されるのではないでしょうか。
#ギガ活
面白いと思ったのは#ギガ活です。ハッシュタグが付いているのも今風な感じです。キャンペーじでエントリーをして指定された店舗でau Pay支払いなどをするとギガが貰えるという仕組みです。
たとえば、ドラッグストアのウエルシアで500円以上の購入をすると3日間300MBのデータ通信がもらえる、カインズで2000円以上の購入をすると7日間1GBのデータ通信が貰えるといったキャンペーンが行われます。ただ、キャンペーンということなので、期間は限定なのでしょう。
開始時期
今回のpovo2.0の開始時期は9月下旬とされています。すでに9月13日の発表で正確な開始日をアナウンスできないというのは、システムの準備など、様々なことが急ピッチで準備されているということなのでしょう。
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