2021年9月29日 17時37分ごろに東京でも揺れを感じる地震がありました。どんな地震だったのかを調べてみると、震源は日本海、能登半島の先、揺れを感じているのは日本海側ではなく太平洋側に広がっています。
今までこんなに変な地震情報を見たことがありません。いったい、何があったのでしょう。震源の深さが400Kmと、かなり深いところで発生していることが一つの特徴でしょうか。
ずっと昔、地震予知連絡会の会長もされていた浅田敏先生の授業を大学で受けていた時に、モホロビチッチ不連続面のことを習った記憶があります。地底の深さによって地震波の伝わる速度が不連続に変化する、必ずしも震源からの距離に地震の大きさは比例するものではないという話だったと思うのですが、これと関連するのでしょうか。
今のところはニュース報道は発生した事象を淡々と報じているだけで、なぜこのような地震分布になったのかについての説明は見つけられなかったので、今後の報道の中で確認していこうと思います。
ウェザーニュースで解説がありました。
【地震情報】
9月29日(水)17時37分頃、日本海中部で #深発地震 がありました。
震源の深さは約400km、地震の規模(マグニチュード)は6.1と推定されます。太平洋側が強く揺れる #異常震域 と呼ばれる震度分布ですが、たびたび起こることであり異常ではありません。https://t.co/TI793oC4N6 pic.twitter.com/rDIV3i2d5v
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 29, 2021
たびたび発生することで、異常なことではないということです。異常震域と呼ばれているようですが、「異常ではない」という説明も、何となく不思議な感じはします。
日本海側の深いところにある太平洋プレートを伝わって、太平洋側が揺れるのですね。これを見て少し安心しました。
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