現時点で再開時期は未定ですが、GoToトラベルが年内再開に向けて検討を進められています。ただ、もしもGoToトラベルを再開するのであれば、この10月がベストなタイミングだったのではないでしょうか。
第六波とGoToトラベル実施時期
来年の1月か2月ごろにはまた感染のピーク(第六波)がやってくるのではないではないか?と言われています。もしも年内ギリギリにスタートできたとしても、すぐに中断、「GoToトラベルが感染拡大の引き金を引いたのではないか?」、「中断に伴うキャンセル料金の扱いはどうする?」などの議論が巻き起こり、各種混乱を招いて「GoToトラブル」になってしまうという結果になる気がしてなりません。
今さら制度設計?
従来1人1泊2万円を上限に補助が出されていましたが、この割引率を維持するかどうか、災害被災地への旅行は割引率をあげたらどうか?、平日の割引率をあげたらどうか?といったことが政府では検討されているようです。ただ、このような検討課題はこの10月になるまで検討できなかったのでしょうか。
観光業界を守ることは日本の重要課題では?
新型コロナウイルスの感染拡大を収束させることに次いで、経済の再生が重要な課題、特に観光でコロナ収束後にインバウンド需要を狙うのであれば観光業が大きな痛手を負ってしまうと、観光需要を取り込む時期がどんどん遅れてしまいます。それは判っていながらもGoToトラベルの課題解決が進められなかったのはどこに原因があったのでしょうか。
検討が遅れている要因
GoToトラベルの公式サイトを見ると、国土交通省や観光庁の名前が出てきます。年度がわりで予算の手当てが見えず検討に着手できなかった、検討する省庁が感染者拡大の対応におわれ手を付けられなかった等の要因も思い当たりません。
子ども夏休みの宿題のように夏休みの終わりが近づき親が「宿題は大丈夫なのか?」と子どもに聞いて、子どもが渋々宿題に手を付けるように、政府でも偉い人が「そろそろ新規感染者が減ってきたがGoToトラベルの再開に向けての準備はできているのか?」と言われ手を付けているような、そんな感じすらします。
早期実施を!
新規感染者数が少なく、病床利用率も低いうちに早く再開することはできないものなのでしょうか。
【2022/01/05追記】
オミクロン株が猛威
まだ、GOTOトラベルの再開の話が聞こえてこないうちに、東京での新規感染者数が390人に達してしまいました。信じられないほど急速に感染者数が増えています。
想像していた通り、GOTOトラベルの一月再開は難しくなったものと思います。国は本当に宿泊施設などの大きなダメージを受けた産業を救うつもりはあるのでしょうか?
10月から12月にかけて感染者数があれだけ減っている時期にGOTOトラベルを実施しなかったのは、本当にもったいなかったと思います。
あまりにも、やっていることが間抜けな状態になってしまっているのが、とても残念です。
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