ドン・キホーテが販売している手のひらサイズのウルトラモバイルPCのことを知って少し気になっています。
まだ、MS-DOS全盛のころからモバイル用途で使うことができるパソコンやPDAには興味がありました。
何といっても、IBMから発売されていたウルトラモバイルPCのPC-110は今でも名機だと思っています。チャンドラと呼ばれたノートパソコン、その第二世代にあたるIBMのThinkpad 235も懐かしい機種です。
OSはWindows10
Windows10を搭載してのでパソコン用のソフトがそのまま動きます。しかも値段が2万円前後とかなりお値打ちになっています。本体のデザインは金属やシルバーの樹脂をふんだんに使っていることから安っぽさはあまりなく、なかなか魅力的なパソコンに仕上がっています。
スペック
デメリットとしては性能はかなり低くて日経スタイルの調査によれば13年前に発売されたコア2デュオE4500を搭載したパソコンよりも性能が劣ったという評価がありました。このUMPC、CPUにはATOM X5-Z8350、メモリは4GBのLPDDR3を採用しています。
メモリの増設は出来ません。内蔵ストレージは64GBのeMMCです。文書作成や音楽を聴く、YouTubeで動画を見る、ネットサーフィンするような場合には実用に耐えうるものの、裏でWindowsアップデートなどが並走すると極端にスピードが落ちるということです。3Dゲームのような高いグラフィック能力を要求するソフトにも不向きです。Wi-FiはIEEE802.11b /g /n規格に対応しています。
キーボードはキーピッチが最大で16mm確保されているほか押し心地は良いという評価です。しかし、キーボードそのものが小さいので、長文を入力するのは疲れるかもしれません。
液晶パネル
7インチの液晶画面は折り返すことによってパソコン本体をタブレットのようにして使うことも出来ます。タッチパネル(10点マルチタッチ対応)の反応も良いとのことです。
液晶画面はこのサイズながら1920×1200ドット(WUXGA)の高画素のIPS液晶が使われています。発色も良いという評価が多いです。しかし、液晶画面表面は光沢処理なので外光の映り込みが気になるというレポートがありました。ビデオ通話で利用できるフロントカメラは30万画素です。
拡張性
拡張のためのコネクタは、USB3.0端子、USB-C端子(USB.0対応)、microHDMI端子、イヤホン・マイク端子、マイクロSDスロットが揃っています。付属するACアダプタはUSBケーブルが直だしされていて本体のUSB-C端子に接続することで本体のバッテリーに充電します。
バッテリーとサイズ
バッテリーは5000mAh/3.8V、公称値でフル充電から約7時間、実際に使った際には4時間程度といったところのようです。外出して持ち歩くには十分なスペックとは言えないので、モバイルバッテリーまた充電器などを合わせて持ち歩いた方が良いかもしれません。
サイズは181×113.6×19.6mm、重さは520グラムとペットボトル一本分です。
今後に関して
ウルトラモバイルPCはずっと以前からそのコンセプトはあるのですが、なかなかコアなユーザーにしか売れずに爆発的にヒットしたような事例は思い出せません。今回の度キホーテのマシンも爆発的にヒットすることはないかもしれません。
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